2018年12月31日月曜日

年末のレースに出走しました

12/23に鹿屋市の霧島ヶ丘公園で開催されたかのやサイクルフェスタに参戦してきました。

昨年外周道路が整備されて、一般男子やエリート(登録選手)は外周道路(一部一般道)2.7Kmのクリテリウムをするんですが、会場となる霧島ヶ丘公園はその名の通り丘(山)の上にある公園なので、必然的にアップダウンのある(…というか上りと下りしかない)パンチの効いたコースです。
コースプロファイル(from STRAVA)
プロフィールを見てもらえばわかるように、スタート直後から600mほど下り坂、その後200mほど10%超の上りをこなし、再びテクニカルな下りが500m、そこから約1Km平均10%近くの上り(終盤300mは軽い勾配)という流れ。

一般男子(10周)の場合で獲得標高が900mほど、エリート(15周)だと軽く1000m越えという強度だけで言えば5月の照葉樹サイクルジャンボリー(海抜0mから標高800mまで駆け上がる約30Kmのロードレース)を超える強度。

毎年鹿屋体大と合宿中の韓国体大の自転車競技部が参戦、ゲストも鹿屋卒業生のプロ選手が参戦するレベルの高いレースです(今年は全日本チャンプの山本元喜選手が参戦)。
全日本チャンプの脚を見せつけて圧勝
自分はというと、去年はふくらはぎが攣ってしまい、途中で止まるのを余儀なくされた結果-2LAPという結果だったので、その反省を踏まえつつ今年のレースに出場。

…というものの、レースに向けた練習がほぼできてなかったので、今回はトレーニングのつもりで序盤の叩き合いには参加せずそれなりの強度で完走できる事を目的にしました。(後半タレて落ちてきた人を食う作戦w)

スタート直後はパレードラン

リアルスタートは約1.8Km地点のフィニッシュライン含めて1Km上りが続く一番いやな部分からになり、上りの得意な選手は一気に見えなくなりました。もうすこし軽めの上りからだったら良かったんだけどなぁ。
(ここでトップで頑張ろうとすると自分の体重だと600Wくらいで踏み続けなきゃならないので絶対持たない)

中盤までは女子エリートのトップを走ってたシエルブルーの上野選手や南大隅高の成海ちゃんとローテーションしながら1周6分ちょいくらいの250~350W程度で踏み続けられるようなペースで淡々と周回。
上りでペース作って貰う代わりに、フィニッシュライン付近は風よけをする協調体制

7~8周目で上野選手のペースアップについていけず(というか自分がタレたw)、成海ちゃんもちょっと遅れたのでトレイン解散。
このあたりで昨年途中ストップの元になった左ふくらはぎの攣りが顔を出し始めたので、余計踏めず(強度を上げると確実に盛大な攣りがやってくる)。

そして一人旅…。
9周目に入って下り始めたときに、後方でジャンの音が聞こえたので粘らずに素直にパスされようと調整(ホントは同一周回ゴールしたかったけどふくらはぎの攣りでペース上げられず)、先頭に残り400mくらいでパスされて、ふくらはぎをどうにか爆発させず-1LAPでレース終了。

正確な順位発表は貼り出しがなかったので、その直後に始まったエリートの写真撮影に行ってたら、ヨメから表彰対象で呼び出されてると連絡。
計測間違いでしょ?って思ってたら、まさかの年代別1位(全体では12位/32人出走)だったそうで…。
副賞は焼酎と(バラ園があるので)バラの花束

出し切る走りではなくクレバーに走った結果だったので、ちょっと申し訳ない気持ちになりながらも副賞いただきました。

来年はもう少し真面目に練習しようと思います。

2018年11月28日水曜日

ネット環境調査に使えるツール(Android)

仕事先や自宅等でWi-Fi環境の調査を行うときに多用するツール(Android用)の忘備録。

●Speedtest.net
https://play.google.com/store/apps/details?id=org.zwanoo.android.speedtest
近隣のサーバーとの速度テストを実施するアプリ、計測時の見た目がかっこいい。

なお計測するときは、自動で選択されるサーバー(西日本だと台湾あたりを選んじゃう事がある)ではなく、同一国内の特定のサーバーに固定すると比較しやすい。
※個人的にはspeedtest.netの東京をよくチョイスする。

●Wifi Analyzer
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.farproc.wifi.analyzer
Wi-Fiの電波状況を調べるツール。Wi-Fi親機単独でのレベル表記なども可能。アクセスポイントの一覧表示にすると、中継機の存在も確認できる。
Wi-Fiの電波が強いのに、速度が出ないときなどはWi-Fiの混み合い(電波の重複など)加減を調べるとよいだろう。

●Fing
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.overlook.android.fing&hl=ja
ネットワークスキャナー、LAN内の端末検索やtraceroute機能などがある。
ツールの中にポートスキャン機能も装備。

●Network Analyzer
https://play.google.com/store/apps/details?id=net.techet.netanalyzerlite.an
Fing+Wi-Fi Analyzerのようなツール、ただし英語ソフト
(出てくる用語はよく使用する単語なので使う分にはあまり困らないかも)
特定のIPにPingを打ったりなどPCで普段やっているネットワーク調査と同じことがほぼ行えるのが便利。

2018年9月6日木曜日

Google Nexus/Pixcel向け9月の月例アップデート公開

Nexus/Pixcel向けAndroid2018年9月の定期アップデートの配布が開始されました。

今月のアップデートでは9/1付でメディアフレームワークの脆弱性、クァルコム製ドライバーの脆弱性など緊急11件、危険度高44件、危険度中4の脆弱性が修正がアナウンスされています。
またGoogle製端末別脆弱性として危険度中15件の修正および各機種ごとの機能改善が実施されています。
パッチレベルはSep 05, 2018で統一されています。

ビルド番号はAndroid9.0.0および8.1.0となりPPR2.181005.003、OPM7.181005.003が最新のビルド番号となります。
アップデートの最終提供は
Nexus5XおよびNexus6P 2018/11
Nexus6およびNexus9  2017/10
Nexus5        2016/10
Nexus7(2013)     2016/8
です。

Android Security Bulletin (September 2018)
https://source.android.com/security/bulletin/2018-09-01

Pixel/Nexus Security Bulletin (September 2018)
https://source.android.com/security/bulletin/pixel/2018-09-01


OTAファイルのリンクが判明次第、この記事を随時アップデートします。
◆各OTAファイルへのリンク(2018/9/6更新)
OTA Images for Nexus Devices
https://developers.google.com/android/ota

●機種別リンク(国内発売機種のみ掲載します)
Nexus5X 8.1.0(OPM7.181005.003):Link
Nexus6P 8.1.0(OPM7.181005.003):Link


OTA(差分)ファイルを利用したアップデートの場合、SDKツールのadbコマンドを利用して手動更新すれば現在の設定を保持したままアップデートできます。
※設定→端末情報→システムアップデートで更新する方法と同じ。
※adbコマンドの利用方法はこちらを参考にしてください。

それが待てないという方は、先行して公開されたファクトリーイメージからインストールしてください。
※本体は初期化されますので、設定が面倒という場合にはOTAアップデートをお待ち下さい。
※アーカイブのバッチファイルを加工(fastboot -wの部分の-wを削除することでユーザーデータは保持したまま更新されます)することにより、そのまま更新されます。ただし、ブートローダーのアンロック必須です。

Factory Images for Nexus Devices
https://developers.google.com/android/nexus/images


2018年9月3日月曜日

毎日更新を続けてきた100SHIKIついに更新終了

2000年からほぼ毎日のように新しいWebサービスを紹介し続けてきた100SHIKIが8月末で更新終了となった模様。

2000年から日替わりでドットコムを紹介しつづけた『100SHIKI』
https://www.100shiki.com/archives/2018/08/100shikicom.html

かくいう自分もネット成長期だった2000年台前半は小ネタ拾いにかなりお世話になった。
ご苦労様でした。

2018年8月8日水曜日

Android 9 (Pie) ついに登場・8月のAndroidセキュリティ更新配布開始

Nexus/Pixcel向けAndroid2018年8月の定期アップデートの配布が開始されました。今月からAndorid 9(Android Pie)が正式リリースされ、Pixcel/Pixcel2向けにOTAファイル提供も開始されました。

今月のアップデートでは8/1付でメディアフレームワークの脆弱性、クァルコム製ドライバーの脆弱性など緊急6件、危険度高37件の脆弱性が修正がアナウンスされています。
またGoogle製端末別脆弱性として緊急1件、危険度中27件の修正および各機種ごとの機能改善が実施されています。
パッチレベルはAug 05, 2018で統一されています。

ビルド番号はAndroid9.0.0および8.1.0となりPPR1.180610.009/010/011、OPM6.171019.030.H1が最新のビルド番号となります。
アップデートの最終提供は
Nexus5XおよびNexus6P 2018/11
Nexus6およびNexus9  2017/10
Nexus5        2016/10
Nexus7(2013)     2016/8
です。

Android Security Bulletin (August 2018)
https://source.android.com/security/bulletin/2018-08-01

Pixel/Nexus Security Bulletin (August 2018)
https://source.android.com/security/bulletin/pixel/2018-08-01


OTAファイルのリンクが判明次第、この記事を随時アップデートします。
◆各OTAファイルへのリンク(2018/8/6更新)
OTA Images for Nexus Devices
https://developers.google.com/android/ota

●機種別リンク(国内発売機種のみ掲載します)
Nexus5X 8.1.0(OPM6.171019.030.H1):Link
Nexus6P 8.1.0(OPM6.171019.030.H1):Link


OTA(差分)ファイルを利用したアップデートの場合、SDKツールのadbコマンドを利用して手動更新すれば現在の設定を保持したままアップデートできます。
※設定→端末情報→システムアップデートで更新する方法と同じ。
※adbコマンドの利用方法はこちらを参考にしてください。

それが待てないという方は、先行して公開されたファクトリーイメージからインストールしてください。
※本体は初期化されますので、設定が面倒という場合にはOTAアップデートをお待ち下さい。
※アーカイブのバッチファイルを加工(fastboot -wの部分の-wを削除することでユーザーデータは保持したまま更新されます)することにより、そのまま更新されます。ただし、ブートローダーのアンロック必須です。

Factory Images for Nexus Devices
https://developers.google.com/android/nexus/images



2018年7月22日日曜日

ガーミンのリアビューレーダー Varia RTL510を買ってみた(2019/4 一部リンク更新)

Garminが2年ほど前から発売しているリアビューレーダーなるアイテムの新型が、2ヶ月ほど前に国内でも発売された。


ガーミン Varia RTL510 リアビューレーダー
(上記画像・リンクはAmazonへリンク)

Garmin公式サイトへのリンク

シートポストに設置した本体から電波を発して、後方車両の接近を検知。
サイコンの画面に車両接近を通知するアイテムである。

以前のRTL 500では筐体が横長のボックスで、複数のLEDで接近車両にもアピール…だったのだが、夜間はともかく日中の視認性は今ひとつだったため、知り合いが使用しているのを見てかなり惹かれたものの、購入までには至らなかった。

今回、デイライトとして十分な性能を持って登場したので、購入してみた。

↑Edge520と並べるとこれくらいの大きさ。

セットアップは心拍計やパワー計同様、センサー追加で行うが、登録はレーダーではなくライトで行うのが重要。
RTL510はその型番からも分かる通り『レーダー付きテールライト』である。

設定項目中にあるレーダーで登録しても使用できるが、ライトの自動変更などの機能は使えない(全部手動で行わなくてはならない)。

このため、Edgeを起動後にRTL510の電源をOFF状態から2秒押しして、ペアリングモードで起動(LED紫点滅)。Edgeのセンサー追加ですべて検索を実行すると、ライトとして認識してくれる。
※ライト・レーダーの片方のみしか認識しないときは、再度ペアリングが必要。

ライトネットワークを有効にすると、周囲の明るさに合わせてライトモードを自動で変更してくれるほか、Edge本体起動で自動的にライトも点灯してくれるようになる。
※設定変更でスタートボタン押下時に起動というモードもある。

ちなみにEdgeとライトネットワークを有効にした状態でEdgeの電源を切ると、Edgeからの制御待ちでスタンバイ状態となる(LED青2回点滅繰り返し)。
この状態で放置すると電池切れとなるので(スタンバイ状態で最大5ヶ月)、週1ライドなどの場合はきちんと電源を切って(電源2秒押し)おいたほうが良さそうである。

セットアップについては、ガーミン公式サイトのセットアップマニュアル(PDF)を事前に参照したほうがセットアップはスムーズに進む。
※添付の説明書は各国語の簡易版で、上記記載した内容はほとんど書かれていない。

実走行で使用してみると、紹介動画のように画面のサイドにドットが現れて、徐々に接近してくるのがわかる。
(ディスプレイの距離感と実距離の感覚的なすり合わせが必要)

ガーミンの公式動画がわかりやすいので以下を御覧いただきたい。

もちろん後方目視が安全運転の基本だが約140m(誤差はあるだろうが…)後方からの接近を知らせてくれるので、目視範囲外あるいは目視し辛い環境でも通知があるのは大変重宝する。

また実際に屋外での明るさを確認してみたが、晴天でも十分認識できる明るさなのでライトとしても問題ない。
これまでボントレガーのFlare Rというサイコロ型のライトを使用していたが、雨天の走行時に浸水故障してしまい(ちょっとした雨では問題ないが、連続した水しぶきへの耐性はやや厳しかった模様)、その代替となるがIPX7の防水性能を誇るので、その点でも安心できそうな感じである。

自分はショップで直接注文だったが、2018/7月下旬の段階で入荷に波があるようで代理店在庫が切れている場合もあるようだ。(2019/4現在は比較的安定して入荷している模様)
以下はAmazonのリンクです。


ガーミン Varia RTL510 リアビューレーダー

2018年7月13日金曜日

2019年2月以降DNSの動作が変わるらしい

今後DNS関係のエンジニアは忙しくなりそうである。

DNSにはEDNSという拡張機能があるが、このEDNSの実装が正しくないサーバーや機器も存在する。これまでは不具合があっても名前解決できるように対策が施されてきたが、そのために本来の動作に支障をきたすため、2019年2月以降回避策は削除するというアナウンスが行われた。

正しい実装を行っていないDNSサーバーや機器(ソフトウエア)は来年2月1日("DNS flag day"と名付けられたらしい)以降、名前解決ができない(通信ができなくなる)恐れがある。

◆参考資料◆
注意! 2019年2月から主要DNSサーバソフトウェアの挙動が変わります (JPNIC BLOG)

「DNS flag dayについて(速報版)」
(Internet Week ショーケース in 広島)
*PDFファイルです

サーバー管理者は以下のURLから自DNSのEDNSの実装が正しいか確認が取れる(ALL OKと出れば問題ない)。もし問題がある場合には、結果画面のをもとに解決策を取る必要がある。
EDNS Compliance Tester(ISC)
https://ednscomp.isc.org/ednscomp

2018年7月9日月曜日

Google Nexus/Pixcel向け7月の月例アップデート公開

Nexus/Pixcel向けAndroid2018年7月の定期アップデートの配布が開始されました。

今月のアップデートではメディアフレームワークの脆弱性、クァルコム製ドライバーの脆弱性など緊急11件、危険度高32件の脆弱性が修正がアナウンスされています。
また機種別脆弱性として危険度中26件の修正および各機種ごとの機能改善が実施されています。
パッチレベルはJul 05, 2018で統一されています。

ビルド番号はAndroid8.1.0となりOPM4.171019.021、OPM4.171019.021/030が最新のビルド番号となります。
アップデートの最終提供は
Nexus5XおよびNexus6P 2018/11
Nexus6およびNexus9  2017/10
Nexus5        2016/10
Nexus7(2013)     2016/8
です。

Android Security Bulletin (July 2018)
https://source.android.com/security/bulletin/2018-07-01

Pixel/Nexus Security Bulletin (July 2018)
https://source.android.com/security/bulletin/pixel/2018-07-01


OTAファイルのリンクが判明次第、この記事を随時アップデートします。
◆各OTAファイルへのリンク(2018/7/6更新)
OTA Images for Nexus Devices
https://developers.google.com/android/ota

●機種別リンク(国内発売機種のみ掲載します)
Nexus5X 8.1.0(OPM6.171019.030.E1):Link
Nexus6P 8.1.0(OPM6.171019.030.E1):Link


OTA(差分)ファイルを利用したアップデートの場合、SDKツールのadbコマンドを利用して手動更新すれば現在の設定を保持したままアップデートできます。
※設定→端末情報→システムアップデートで更新する方法と同じ。
※adbコマンドの利用方法はこちらを参考にしてください。

それが待てないという方は、先行して公開されたファクトリーイメージからインストールしてください。
※本体は初期化されますので、設定が面倒という場合にはOTAアップデートをお待ち下さい。
※アーカイブのバッチファイルを加工(fastboot -wの部分の-wを削除することでユーザーデータは保持したまま更新されます)することにより、そのまま更新されます。ただし、ブートローダーのアンロック必須です。

Factory Images for Nexus Devices
https://developers.google.com/android/nexus/images



2018年6月7日木曜日

Androidの端末探索通知を隠蔽する

AndroidやiPhoneには端末を万が一紛失しても端末を探し出す機能がある。
この機能は一歩間違えれば、プライバシー侵害ともなり得るが、保護者が子供の位置を知ったり盗難や紛失の際にはとても強い味方となる。端末近くまで来たら音を鳴らしたり、操作をロックしたり、最悪回収を諦めるなら端末のデータ消去すら可能である。
※SIMの無効化は別途サービス会社に手続きを取る必要がある。

ちなみにこの機能は利用時に当該端末と同一Googleアカウントでないと利用できないので、誰でも他人の端末位置を特定できるわけではない。

◆事前の準備と使い方
Android 搭載端末を紛失しても見つけられるように準備する
(Google ヘルプ)

紛失した Android 搭載端末の位置の特定、ロック、データ消去を行う
(Google ヘルプ)

ただし、唯一の弱点として端末の探索を行うと対象端末に通知が送られるため、端末の(オーナーではなくその時点での)所有者に知られてしまう結果となる。
盗難にあった端末なら電源を切られたり、水没させられるかもしれない。

そこで以下の方法で通知を表示させないようにできる。


(1)設定→アプリ→Google開発者サービスを探し通知をタップする。

(2)すべてブロックを選択する。

これで、端末の位置特定時に一瞬GPSは点灯するものの場所特定の通知は表示されない。

使い方によってはプライバシー侵害ともなりうるので、あくまでも保護者が子供の端末に仕込む、あるいは自分の端末の自衛用として活用してほしい。

Google Nexus/Pixcel向け6月の月例アップデート公開

Nexus/Pixcel向けAndroid2018年6月の定期アップデートの配布が開始されました。

今月のアップデートではメディアフレームワークの脆弱性、クァルコム製ドライバーの脆弱性など緊急11(OSによっては12件)件、危険度高46件の脆弱性が修正が提供されています。
また機種別脆弱性として高OSによっては6件、危険度中62件の修正および各機種ごとの機能改善がアナウンスされています。
パッチレベルはJun 05, 2018で統一されています。

ビルド番号はAndroid8.1.0となりOPM4.171026.006、OPM4.171019.021/030が最新のビルド番号となります。
なお、Nexus6およびNexus9のアップデートは10月が最終提供です。

Android Security Bulletin (June 2018)
https://source.android.com/security/bulletin/2018-06-01

Pixel/Nexus Security Bulletin (June 2018)
https://source.android.com/security/bulletin/pixel/2018-06-01


OTAファイルのリンクが判明次第、この記事を随時アップデートします。
◆各OTAファイルへのリンク(2018/6/6更新)
OTA Images for Nexus Devices
https://developers.google.com/android/ota

●機種別リンク(国内発売機種のみ掲載します)
Nexus5X 8.1.0(OPM6.171019.030.B1):Link
Nexus6P 8.1.0(OPM6.171019.030.B1):Link


OTA(差分)ファイルを利用したアップデートの場合、SDKツールのadbコマンドを利用して手動更新すれば現在の設定を保持したままアップデートできます。
※設定→端末情報→システムアップデートで更新する方法と同じ。
※adbコマンドの利用方法はこちらを参考にしてください。

それが待てないという方は、先行して公開されたファクトリーイメージからインストールしてください。
※本体は初期化されますので、設定が面倒という場合にはOTAアップデートをお待ち下さい。
※アーカイブのバッチファイルを加工(fastboot -wの部分の-wを削除することでユーザーデータは保持したまま更新されます)することにより、そのまま更新されます。ただし、ブートローダーのアンロック必須です。

Factory Images for Nexus Devices
https://developers.google.com/android/nexus/images


2018年4月27日金曜日

ユーザープロファイル破損によるログイン失敗に対処する

3月、4月のWindows UpdateでWidows7や10でログイン画面に『ユーザー プロファイル サービスによるログオンの処理に失敗しました』というメッセージが出てログインできなくなるトラブルが多発した。

マンスリーロールアップが原因になっているのは間違いなさそうではある。
この症状が出た時の復旧方法を以下に紹介する。

復旧方法:
(1)セーフモードから起動、レジストリを操作してユーザーアカウントプロファイルを復旧させる。
※レジストリを操作するので、失敗しないよう要注意
(1)セーフモードで起動
Windows7の場合、電源投入直後にF8連打。テキストメニューが出たらカーソルキーでセーフモードを選択、Enterで起動
ASUS Windows 8-「セーフモード」へのアクセス方法
ASUS Windows 10-「セーフモード」へのアクセス方法
※Win8/10はASUSのWebがわかりやすいのでリンク掲載

(2)レジストリエディタを起動
スタート→ファイル名を指定して実行(またはWinキー+R)を選びregeditと入力してEnter

(3)以下のレジストリキーの中を開く
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\ProfileList

(4)S-1-5で始まるフォルダーで同じ名前で最後に.bakがあるものを見つける。
・事前にbakなしのフォルダ末尾に.baをつけてから末尾の.bak削除
・.baを.bakに打ち替える。

(5).bakなし(.bakを削除した)のフォルダを開き、値操作
RefCountのDWORD値(16進)を0にする
StateのDWORD値(16進)を0にする

(6)エディタを閉じてPC再起動


(2)セーフモードで起動、システムの復元を実施。その後当該KBをWindows Update対象から外す。
特定KBをアップデート対象から外す方法(FJV's GARAGE Annex内)
※こちらのほうが簡単に復旧するが、脆弱性が残る事、翌月も発生する可能性がある点に注意。

参考:MSサポート
"ユーザー プロファイル サービスによるログオンの処理に失敗しました" エラー メッセージが表示される(Microsoft サポート)

月例ロールアップ更新プログラムの適用後の 1 回目のシステム再起動時にサービス実行アカウントが一時ユーザー プロファイルになる場合がある(Ask CORE)
(簡単に書くとデスクトップが初期化されドキュメントも空っぽになる現象)

Instagramから突然英語メール、ユーザー困惑。

1~2日前からInstagramに登録されているメールアドレスにいきなり英文メールが届いて困惑した人が多数いるようだ。

メールの内容をざっくりいうと、Instagramはご存知のとおりFacebook参加の企業だが、規約上でそれをしっかり謳います(Facebookのポリシーも適用されます)よ、でも動画や写真データ(知的財産権)がポリシーの変更でFacebook側にどうにかされるのではなく、今後も今までと変わりらない。
Instagramにおける広告はある程度パーソナライズされているが、広告主にはユーザーの情報は一切伝えられていないし、それは今後も変わらない事を宣言した文書である。

おそらく、件のFacebookで収集された個人情報がアメリカ大統領選挙で流用された事を受けてのものだと思われる。

末尾のAgree(承認)ボタンを押しても、特に個人情報がどうにかなるなどの支障はないので安心してほしい。

ちなみに、同意しなかったらどうなるか?
おそらく同意がないと、Instagram側がユーザーから提供(投稿)されたデータを利用できない=Instagramが利用できなくなる可能性もある。

プライバシーポリシーなど変更されてもユーザーに確認を求めるサービスは少ないので、この対応はむしろ良心的とも言える。
この機会に自分の利用しているサービスの規約やプライバシーポリシーを一読しておくことをおすすめする

Instagramの利用規約とプライバシーポリシー
利用規約
プライバシーポリシー

参考に件名と本文、その翻訳(機械翻訳)を以下に掲載する。
件名
(Instagram登録名),review and agree to our updated Terms and Data Policy
本文
Please take a moment to review some changes to our Terms and Data Policy. Let us know if you agree to them to continue using Instagram.

Updates to Our Terms and Data Policy

Your Instagram experience isn't changing, and you still own your photos and videos. We are giving you better ways to access your data and understand how it's used.

Instagram has been a part of Facebook since 2012, and we're making some corporate changes. Going forward, our terms will reflect that Facebook Inc. is responsible for Instagram. The Instagram app and the way we process data are not changing.

Our Terms are now more clear about the service we provide, and what we expect from every member of our community to keep Instagram a safe place for everyone. Here are some updates we want to make sure you know about:

We updated our intellectual property licenses, but your rights aren't changing. You still own your photos and videos.

We updated how we use information to show activity on Instagram, so people can see when you've interacted with an ad the same way we do on a regular post.

We also have a new Data Policy that explains how data is collected, shared and used in the Facebook Products, including Instagram. The policy addresses newer features like stories, direct messaging, activity status and the creative tools in our cameras. We wanted to make sure you knew about this new information in the policy.

We receive different kinds of information from your device, like how you tap and scroll, which can help distinguish humans from bots and detect fraud.

We can use and share information for research, especially in ways that help us keep our community safe on Instagram, like to understand and prevent bullying and harassment.

The policy has more information about what we collect from your activity and our partners, how we connect information across the Facebook Companies and personalize your experience, including ads.

We provide ads without telling advertisers who you are. The policy has more information about what we do share with advertisers and partners. We never sell your data.

Because the policy also covers Facebook, it includes information about facial recognition. We don't use facial recognition technology on Instagram. If we introduce it, we'll let you know and give you a choice.
Google翻訳に流した結果
Googleの利用規約とデータポリシーの変更点をご確認ください。 Instagramの使用を継続することに同意する場合は、お知らせください。

利用規約とデータポリシーの更新

Instagramの経験は変わらず、あなたの写真とビデオはまだ所有しています。
私たちはあなたのデータにアクセスし、その使い方を理解するためのより良い方法を提供しています。

Instagramは2012年以来Facebookの一員となっており、いくつかの企業変更を行っています。今後は、Facebook Inc.がInstagramを担当していることを当社の規約に反映させていただきます。 Instagramアプリとデータを処理する方法は変わりません。

私たちの条件は、私たちが提供するサービス、そしてInstagramを誰にとっても安全な場所に保つためにコミュニティのすべてのメンバーが期待することをより明確にしました。ここでは、あなたが知っていることを確認したいいくつかの更新情報です:

私たちは知的財産権のライセンスを更新しましたが、あなたの権利は変わりません。あなたはまだあなたの写真とビデオを所有しています。

Instagramのアクティビティを表示するために情報をどのように使用するかを更新したので、定期的な投稿と同じように広告とのやりとりを見ることができます。

Instagramを含むFacebook製品でのデータの収集、共有、使用方法を説明する新しいデータポリシーもあります。このポリシーでは、ストーリー、ダイレクトメッセージ、アクティビティのステータス、カメラの創造的ツールなどの新しい機能を扱います。ポリシーでこの新しい情報を知っていることを確認したかったのです。

私たちはあなたのデバイスから、タップやスクロールのようなさまざまな情報を受け取り、人間をボットと区別して詐欺を検出するのに役立ちます。

私たちは研究のために情報を使用したり共有したりすることができます。特に、Instagramでコミュニティを安全に保ち、いじめや嫌がらせを理解し、防止するのに役立ちます。

このポリシーには、お客様の活動やパートナーから収集した情報、Facebookの企業間での情報のやりとり方法、広告を含む自分の経験をパーソナライズする方法に関する情報があります。

あなたの広告主様に広告を表示せずに広告を提供します。
このポリシーには、広告主やパートナーと何を共有するかについての詳細情報があります。私たちはあなたのデータを決して販売しません。

このポリシーはFacebookにも適用されるため、顔認識に関する情報が含まれています。 Instagramでは顔認識技術を使用していません。ご紹介いただければ、お知らせします。

あらゆる端末にはネットから不正アクセスのお触りがやってくる

サーバーのログを眺めていると、

sshd[5779]: refused connect from 87.229.73.128 (87.229.73.128)
って感じでそのまま弾いているものと、

sshd[5779]: warning: /etc/hosts.allow, line 14: can't verify hostname: gethostbyname(dev.cegmatrix.hu) failed
sshd[5779]: refused connect from 87.229.73.128 (87.229.73.128)
…と2行に渡りメッセージ付きで弾いているものがある。

どっちもhosts.allowに記載がないという理由で弾いているのだけど、後者の方は正引き・逆引きの結果IPとホスト名が一致しないという理由で警告を出しているっぽい。
つまりIP偽装(またはホスト名をそれっぽくつけて通過しようとした)しているホストだろう。

ちなみにこれら不正アクセスのログに記載された時間をみると、数秒おきに様々なIPからお触りが飛んできている。
公開サーバーだということもあるけれど、一般家庭のブロードバンドルーターも似たような状況である(むしろ一般家庭のルーターやWebカメラが攻撃対象となっている)ので十分気をつけてほしい。

2018年4月19日木曜日

Google mapの距離測定が思いのほか使える件

仕事でケーブルの引込距離の計測(厳密なものではなくだいたいわかれば良いレベル)とか、街中での移動距離などで、距離を測りたい時にこれまではGoogle Earthとかを使っていたのだけど、しばらく前からGoogle MapにもAPIではなくネイティブに実装されていたようだ。

使い方は簡単。
任意の場所(計測する起点になる場所)で、右クリックして距離を測定を選択。


あとはポイントをクリック(修正時はドラッグでOK)していくだけ。


ポイントが増えると、ポイント間の誤差の累積で精度は落ちていくけど、そこそこの精度。地図の測位系の誤差などを気にしなければかなり使える。

ロードバイク用のコースとかはルートラボやGarmin Connectに落ちる(道路追従がない・測定結果の機能がない)けど、簡易的な測定には十分実用レベル。

ちなみにモバイル版Google Mapでもポイント追加がちょい面倒(始点終点間にポイントを追加していくスタイル)だけど距離測定は利用可能。
Android版ヘルプ
iPhone,iPad版ヘルプ

まだ使ったことないって人はぜひお試しあれ。

2018年4月15日日曜日

なぜキーボードやマウスにお金をかけるのか?

自分は職場のキーボードやマウスは自前で準備している。
※無論もともと機器に付属しているものはある

現在使っているのは、HappyHackingKeyboad Professional2 墨(無刻印)とLogicoolのM950(Performance MX)MX2100sGR MX Master 2S(買い替えました)である。
HappyHackingKeyboad(HHK2)は25000円、M950も当時12000円ほどした。

最近マウスのボタンにチャタリング(約4年使用)が出てきたので、買い替え予定だが今回も約1万でLogicool ロジクール MX2100sGR MX Master 2S ワイヤレスレーザーマウス(色:ミッドナイトティール)を購入。

なぜ仕事場のキーボードやマウスをわざわざ自前で買うかといえば、「毎日長時間使うものだから」というのが理由。例えばパンツなどの下着を買う時に自分にぴったりフィットしたものであれば、快適に過ごせるが合わなければ1日不快なまま過ごさなくてはならない。そんな感じである。

1.HappyHackingKeyboad Professional2について

PFU Happy Hacking Keyboard Professional2 墨/無刻印
(上記リンクはAmazon)
メーカーサイト http://www.pfu.fujitsu.com/hhkeyboard/

HHK2との出会いは約10年以上前になるが、たまたま福岡の量販店で手にとったのがきっかけ。その打鍵感にしびれたのが始まりになる。

キーボードの配列はASCII配列(英語配列)でテンキーレスであること、カーソルやファンクションキーなど一部の操作はFnキーを押さなくてはならない等、ちょっと癖があるので現在の旗印付きキーボードに慣れた人にはあまり薦められないが、耐久性とストローク、キーピッチなど文句のつけようがない。

打鍵感という意味ではメカニカルキーボードのカシャカシャも快感ではあるが、静電容量方式のスコッ!という感触はタイピングする中でたまらない物がある。
また、タイピング時に指先が隣のキーに引っかかるなどストロークまで計算され尽くした設計をされたキーボードは本当に少ない。

またキー数も最低限に絞ってあり、約29センチというコンパクトな横幅も好感が持てる。

自宅用と会社用とで2台保有しているが、最近Bluetooth対応のBTなる機種も出てきたので、またさらに1台買おうかどうしようか迷い中。
値段が2万を超えるモデルだが、一生ものと言ってもいいくらいの逸品である。

どれだけユーザーに愛された機種であるかは以下の参考記事を参照してほしい。
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パソコンは消耗品だが、キーボードは一生もの――HHKB 20周年イベント(ASCII.jp)
http://ascii.jp/elem/000/001/273/1273373/
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ちなみに無刻印モデルだと、キー配列に慣れない第三者が容易に触れないので物理的セキュリティ向上にも寄与している(笑)

2.LogicoolのMX Master 2Sについて
一方、マウスだがLogicoolのシリーズのなかでMXシリーズ(手のひらで包み込むような感じ)が好みで代々使用している。
(ゲーム用のGシリーズの多機能っぷりは良いのだが、バッテリーが持たなさすぎ)

それまではマイクロソフト製インテリマウスを使ってきたが、LogicoolのMX1100に出会った時に一目惚れした。手にピッタリフィットして、程よい重量感(正確な操作につながるのでマウスはやや重いほうが好み)

今回新調したのは、先に書いたLogicool ロジクール MX2100sGR MX Master 2S ワイヤレスレーザーマウス
(上記リンクはAmazon)

メーカーサイト https://www.logicool.co.jp/ja-jp/product/mx-master-2s-flow

電源はリチウムポリマー電池で、1回の充電で70日(1日8時間)持つという触れ込み。さらにホイールはフリースピン対応(しかもクリック付きの状態でも速く回すと自動でフリースピンになる機構付き)。

デザインはMXシリーズを踏襲しており、底面デザインが左右のサポートと真ん中のセンサー部でm字型になっている。カラーリングは黒、青(ミッドナイトティール)、白のスタイリッシュなデザインになっている。

重量はサイズに見合う145gとやや重めではあるものの、操作しづらいということはなく誤操作を防止する安定感に繋がっている。あえて難をいえばその大きさゆえに、手の小さな人にはやや操作しづらくなる点くらい。初めてLogicool製品を手にする場合には一度店頭のモック(見本)を握って感触を確認することをお奨めする。

※似たようなデザインでエレコム(Logitecブランドで発売していた時期もある)が低価格の類似品を出しているが、デザインワークを見事にパクった別物であり、クリック感や握り心地は比較にならず低価格という以外魅力を一切感じない(特にセンサーの感度については論外である)。

やはり、手に馴染む道具(それが毎日触るのであればなおさら)は、徹底的に吟味したい。

2018年4月5日木曜日

次期アンドロイド(Android P)の開発はどこまで進んでいるのか

次期アンドロイド(コードネーム:Android P)の開発者用プレビュー版が3月上旬にリリースされている。
今後正式リリースまで複数回のプレビュー版が配布され、評価・バグフィックスを経て秋にPixel3と合わせてリリースされるだろう。

現在のところ、Nexusシリーズは今年秋でアップデート提供が終了するため(6P,5Xは2018年11月が最終)、Pの対応はないと思われる。

参考:
アップデートとサポートの最低提供期間(Google)

気になる新機能について、開発者向けページでアナウンスされている。
*一部の機能はすでに実現している端末もあるが、OSレベルでサポートされるため端末個別対応の必要がなくなる分、メーカーの負担は減ると思われる。

・Wi-Fi RTTを利用したGPSが受信できない場所でも屋内での位置取得
精度はなんと1~2m!!(イメージは下画像)

・最近流行りの切り欠きに対応
・通知から即メール返信可能に
・通知のカスタマイズ
・マルチカメラのOS上でのサポート
・イメージデコーダー(画像編集)のOS上でのサポート
・GIFおよびWebPアニメーションの生成
・HDR VP9の組み込みサポートがあるためHDR対応ムービーをYoutubeなどにアップロード可能に。
・ニューラルネットワークAPI 1.1(Android8.1で採用された機械学習の強化版)
・自動入力フレームワーク導入
・セキュリティ強化
・クライアント側のAndroidバックアップの暗号化に対応
・アクセシビリティの向上
・画面回転の設定変更(意図しない回転を防ぐためにマニュアルで回転させる機能追加)


参考
Android P Features and APIs(Google Developers)

2018年4月4日水曜日

Google Nexus/Pixcel向け4月の月例アップデート公開

Nexus/Pixcel向けAndroid2018年4月の定期アップデートの配布が開始されました。

今月のアップデートではメディアフレームワークの脆弱性、クァルコム製ドライバーの脆弱性など緊急9件、危険度高19件の脆弱性が修正が提供されています。
また機種別脆弱性として危険度高1件(OSによっては5件)、危険度中40件の修正および各機種ごとの機能改善がアナウンスされています。
パッチレベルはApr 05, 2018で統一されています。

ビルド番号はAndroid8.1.0となりOPM1.171019.029/026/019/022が最新のビルド番号となります。
なお、Nexus6およびNexus9のアップデートは10月が最終提供です。

Android Security Bulletin (March 2018)
https://source.android.com/security/bulletin/2018-04-01

Pixel/Nexus Security Bulletin (April 2018)
https://source.android.com/security/bulletin/pixel/2018-04-01


OTAファイルのリンクが判明次第、この記事を随時アップデートします。
◆各OTAファイルへのリンク(2018/4/4更新)
OTA Images for Nexus Devices
https://developers.google.com/android/ota

●機種別リンク(国内発売機種のみ掲載します)
Nexus5X 8.1.0(OPM2.171019.029):Link
Nexus6P 8.1.0(OPM3.171019.016):Link
Nexus6P(ソフトバンク) 8.1.0(OPM5.171019.019):Link


OTA(差分)ファイルを利用したアップデートの場合、SDKツールのadbコマンドを利用して手動更新すれば現在の設定を保持したままアップデートできます。
※設定→端末情報→システムアップデートで更新する方法と同じ。
※adbコマンドの利用方法はこちらを参考にしてください。

それが待てないという方は、先行して公開されたファクトリーイメージからインストールしてください。
※本体は初期化されますので、設定が面倒という場合にはOTAアップデートをお待ち下さい。
※アーカイブのバッチファイルを加工(fastboot -wの部分の-wを削除することでユーザーデータは保持したまま更新されます)することにより、そのまま更新されます。ただし、ブートローダーのアンロック必須です。

Factory Images for Nexus Devices
https://developers.google.com/android/nexus/images

2018年3月20日火曜日

ネット時代の写真に関する法律とマナーを学ぶ良書

インターネットが身の回りのデバイスになって大分なるが、ネットにアップする写真に関するマナーや法律に関する事を正しく理解している人がどの程度いるだろうか?

Instagramなどの写真投稿ありきのSNSのほか、TwitterやFacebook、Lineなど写真のアップロード~公開の機会は無数にあるはずだ。

昔のように、カメラで撮影した画像をスキャナでPCに取り込んで、加工してネットにアップというのが、スマホやタブレットでごく簡単にその場でできるようになり、噴出してきたのは撮影対象のプライバシーや著作権、肖像権などの権利にまつわる問題や撮り鉄による敷地侵入や破壊行為などに代表される撮影者のマナー問題である。

これら、法律とあるべきマナーなどを具体的に解説した特集が、アサヒカメラの2017年2月・3月号の2号にわたり掲載されたが大きな反響を呼びまたたく間に売り切れてしまった。
この特集を1冊の本にまとめた写真好きのための法律マナー (アサヒオリジナル)(1,296円)が3月19日に発売になった。


写真好きのための法律マナー (アサヒオリジナル)
*リンクはAmazonの商品詳細ページ

この中では、写真撮影の際によく問題となる肖像権や著作権などの法律的問題から撮影者のマナー、そして人物撮影に関連する(盗撮)冤罪からの防衛方法、果ては第三者による写真の無断使用と戦う方法、撮り鉄問題など写真にまつわる問題を多岐に取り上げた良書と言える。

写真撮影を趣味とする人だけでなく、インスタ映えを目指して写真を撮る人などにもぜひ一読してもらいたい。Kindle版も出ている(書籍版より200円安い)ようなので、端末に常備しておいてもいいだろう。

2018年3月14日水曜日

Win10でエクスプローラーの起動が遅くなる問題を解消する

Windows10に限らず歴代Windowsの標準ファイルマネージャであるエクスプローラー(explorer.exe)、シェルプログラムとして重要な動作をしている。




Windows10でエクスプローラーを起動した時に、上に緑のバーが伸びていってなかなかファイル一覧が表示されない(酷いときには何分もかかる)問題が発生することがある。
この場合、PCの再起動またはタスクマネージャーでexplorer.exeを直接終了~起動で復旧するのだけれど、それだけではしばらく利用していると再発する。

エクスプローラーには、Win7以降ファイルの利用履歴を元に頻度の高いファイルをトップに表示するWindows Searchサービスと連携したクイックアクセスという機能がある。

こいつが曲者で、ファイルの利用履歴をキャッシュしており、そのキャッシュの確認にエクスプローラーの起動が遅くなる問題を引き起こしている。
もし、エクスプローラーの起動が遅い・引っかかる現象が出始めたときは以下の設定変更をお試し頂きたい。

(1)まずエクスプローラーのオプション変更
エクスプローラーのオプション(エクスプローラー起動後、表示→オプション。あるいはファイル名を指定して実行を開き『Rundll32.exe shell32.dll,Options_RunDLL 0』を入力)を開いて以下の部分を変更する。
・エクスプローラーで開く クイックアクセス→PCへ変更
・プライバシーの項目で、最近使ったファイルをクイックアクセスに表示するのチェックを外す
フォルダまで外すかはお好みで…
・エクスプローラーの履歴を消去するの右になる消去ボタンをクリック

ここまでやったらOKを押す。

(2)次にエクスプローラー自体のキャッシュも合わせて削除。
Win+R(またはスタートボタンを右クリック)でファイル名を指定して実行を開き、以下のアドレスを入力(コピペ可)。
 %AppData%\Microsoft\Windows\Recent\AutomaticDestinations 
------------------------------------
%AppData%の部分についてたいていは、
C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\
である。
※隠しフォルダ扱いなので、上記の方法で開いたほうが楽。
------------------------------------
その中にある.automaticDestinations-msファイルを全て削除。
※キャッシュはすぐ生成されるるが気にしなくて良い。

これで、クイックアクセスの読み込みに待たされることなく軽快に起動することだろう。なお、クイックアクセスのオプションでフォルダ表示のチェックをはずしてもピン留めされたフォルダは表示され続ける。
全部非表示にしたい場合には、クイックアクセス内のフォルダを右クリックして、『クイックアクセスからピン留めを外す』を選択すればOK。

(3)最後に電源管理の設定を変更
Win8以降高速スタートアップという再起動時にPCの起動速度を上げる機能があり、CPUやメモリの状況を保存するものがあるが、こちらが悪影響となりエクスプローラーの動作不良の原因となる事がある。
起動速度は遅くなるが、完全にシャットダウンする設定にしてしまったほうがシステムは安定する。(ここは意見が分かれるところだろうが、自分はきちんとシャットダウンする方を推奨する)

[高速スタートアップ無効化手順] 
※管理者権限を持ったユーザーで設定すること

設定→システム→電源とスリープ→(関連設定)電源の追加設定を開く。
※あるいはコントロールパネル→ハードウエアとサウンド→電源オプション

左側メニューの『電源ボタンの動作を選択する』を選択。
現在利用可能ではない設定を変更しますのリンクをクリック、アクセス制御の警告(権限昇格)が出たら「はい」を選択する。
このあと下段の[シャットダウン設定]内の[高速スタートアップを有効にする(推奨)]のチェックをはずして、変更の保存をクリック、PCを再起動したら完了。


(参考)
高速スタートアップを無効にした場合の留意点 (Microsoft Ask CORE)

(1)~(2)だけでも改善する場合があるのだが、自分の場合には(3)までやってようやく改善した。
これで軽いエクスプローラーが帰ってきた。


2018年3月9日金曜日

Google、Android 3月の月例アップデート公開(3/6更新)


Nexus/Pixcel向けAndroid2018年3月の定期アップデートの配布が開始されました。

今月のアップデートではメディアフレームワークの脆弱性、クァルコム製ドライバーの脆弱性など緊急11件、危険度高26件の脆弱性が修正が提供されています。
また機種別脆弱性として危険度高1件(OSによっては3件)、危険度中40件の修正がアナウンスされています。
パッチレベルはFeb 05, 2018で統一されています。

ビルド番号はAndroid8.1.0となりOPM1.171019.016/017/021/022が最新のビルド番号となります。
なお、Nexus6およびNexus9のアップデートは10月が最終提供です。

Android Security Bulletin (March 2018)
https://source.android.com/security/bulletin/2018-03-01

Pixel/Nexus Security Bulletin (March 2018)
https://source.android.com/security/bulletin/pixel/2018-03-01


OTAファイルのリンクが判明次第、この記事を随時アップデートします。
◆各OTAファイルへのリンク(2018/3/6更新)
OTA Images for Nexus Devices
https://developers.google.com/android/ota

●機種別リンク(国内発売機種のみ掲載します)
Nexus5X 8.1.0(OPM1.171019.016):Link
Nexus5X(ソフトバンク) 8.1.0(OPM1.171019.017):Link
Nexus6P 8.1.0(OPM5.171019.016):Link
Nexus6P(ソフトバンク) 8.1.0(OPM5.171019.017):Link


OTA(差分)ファイルを利用したアップデートの場合、SDKツールのadbコマンドを利用して手動更新すれば現在の設定を保持したままアップデートできます。
※設定→端末情報→システムアップデートで更新する方法と同じ。
※adbコマンドの利用方法はこちらを参考にしてください。

それが待てないという方は、先行して公開されたファクトリーイメージからインストールしてください。
※本体は初期化されますので、設定が面倒という場合にはOTAアップデートをお待ち下さい。
※アーカイブのバッチファイルを加工(fastboot -wの部分の-wを削除することでユーザーデータは保持したまま更新されます)することにより、そのまま更新されます。ただし、ブートローダーのアンロック必須です。

Factory Images for Nexus Devices
https://developers.google.com/android/nexus/images


2018年2月27日火曜日

1~2月のWindows Updateにともなう不具合(追加情報)

前記事:WindowsのCPU脆弱性緩和パッチによる再起動・PCフリーズ等の問題について

このほかにも、複数の不具合例が発見されたようなので、覚え書きとして…

更新プログラム適用後、IC カードリーダーが認識しなくなる事象について
(マイクロソフト Network & AD サポートチーム)

Win7、KB4057400およびKB4074598導入で事象発生。
回避策
(1)当該のパッケージを削除、セキュリティ対策のみのパッケージを導入(KB4074587※Windows Updateカタログからダウンロード)

パッケージ削除手順はマイクロソフトのページ参照。

(2)コントロールパネル→システムとセキュリティ→管理ツール→サービスのRemote Desktop Services サービスを無効化、当然リモートデスクトップ接続が利用できなくなる。
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Windows10 月例アップデートKB4074588によるキーホード・マウス利用不能、BSOD
(PC Matic Tech Talk)

KB4074588によりUSBキーボードやマウスが利用不能になるという面倒なもの。
PS/2キーボードやマウスは利用できるとのこと。
ただし、大半の機種はUSBのみというのも多いので、トラブルに遭遇する前にWin10システムインストールディスクかUSBを作成することを推奨。
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ほかにもありそうなので、あれば追記します。

2018年2月22日木曜日

80年代ナムコのゲームサウンド集CDが発売

かつてアルファレコードやサイトロンレーベル(ポニーキャニオン)などがビデオ・ゲーム・ミュージックをレコード(後にカセットやCDなど)にして大量に出していた時期があったが、音楽の提供方法やホビーの主流がアーケードからコンシューマーやモバイルベース、またアトラクション型などに変わっていって、今では格闘もの以外、テーブルやアップライト台はほぼ見なくなっていた。
80年~90年代前半はアーケードゲーム(当時はビデオゲームと言っていた)の黄金期とも言える。

80年代のナムコのビデオゲームサウンドを集めたナムコサウンドミュージアム from X68000が2月22日にいよいよ発売となった(自分は予約済)。
※一部店舗では先行発売済


※リンク先はAmazonの詳細ページへ

この手のサウンド集にしては、ちょっと値段が高い(8000円弱)なと思ったら、収録内容がすごかった。

制作会社(SWEEP RECORD.comの紹介ページ)
※楽曲リストはここから確認できる。

パックマンやゼビウスなど有名なタイトルからリブルラブル、スターラスターなど、8ビットCPUとPSG音源やFM音源の繰りだす40代感涙サウンドをX68000というPCで再現した楽曲がCD6枚合計415トラックのボリュームでがっつり収録してあった。
※Amazonのサイトには簡単にしか書いてない…w

今時の人だとシャープは発売していたX68000というのを知らないだろうな。アーケード版と寸分違わないグラディウスが付属していたのに衝撃を受けた。(今ではスマホでも行けそうだけど、当時のPCでではかなり困難だった)

心憎いのが電波新聞社がナムコサウンドをPCで再現したいパソコン少年(無論青年や成年もいると思うけどw)向けに98年に出版された『NAMCO VIDEO GAME MUSIC LIBRARY Vol.1』という楽譜集(今ではとても貴重かも、もちろん発売当初から所有)から起こしたサウンドも収録というから、さらに嬉しい。

色々と実機を再現するべく、PC88VA2やらPC-9821BA3でFM音源のパラメータいじってた頃が懐かしい(遠い目…)。