2024年4月23日火曜日

Edge Ver124以降を利用時Webアプリ(特にオンプレミス版)上で作成されたファイルがダウンロードできない問題に対処する

オンプレミス版のWebアプリは往々にして、HTTPS環境で動いていないケースが多い。
Microsoft Edge バージョン 124.0.2478.51以降ではHTTPS環境ではないサイトからのダウンロードに明確な規制が入り、メニューから「保存」を選択しないと実行されなくなったぽい。

2024/4/23 13:00追記:Chromium の仕様変更が原因にある模様、Chromeでも似たような挙動をする可能性あり。


セキュリティ的な考え方としては正しいのだが、社内システムで毎度この操作が必要になるのは煩わしいので、対応することにした。
※特定のサイト(URL)のみ許可を出すので、他のサイトへの規制は変わらない。

(1)Edgeを起動して、ウインドウの右上のをクリック
(2)メニューが表示されたら『設定』を開く


(3)左側のメニューにある『Cookieとサイトのアクセス許可』を開き、
(4)右側の画面を下にスクロールさせると出てくる『セキュリティで保護されていないコンテンツ』をクリック

(5)『許可』の右側にある『追加』をクリックして、ダウンロードを許可したいサーバーのURLを入力、追加ボタンをクリック。
(フルURLではなく、サーバーのIPアドレスの部分までで大抵はOK、詳しくはシステム管理者に確認)

追加完了したらダウンロードが開始されることを確認して終了。
※ブラウザの再起動は不要

2024/4/23 14:30追記:
なお、アプリや会社のポリシーなどで毎回ブラウザの全履歴をクリアする設定になっている場合は、以下を追加設定すること。
そうしないと、上記の設定を行ってもブラウザを閉じたら元に戻ってしまうため。

(6)設定中、『プライバシーとセキュリティ』を開き、『閲覧データをクリア』の項目中、『ブラウザーを閉じるたびにクリアするデータを選択する』をクリックして開く

(7)一番下の『サイトのアクセス許可』が有効になっている場合には無効にする。

2024年4月18日木曜日

GoogleがYoutubeにおける広告ブロックに対する規制を強化

GoogleがYoutubeにおける広告ブロックに対する規制を強化。
「広告阻止する」アプリを使用している場合、動画視聴不可にする対応を強化したとのこと。
https://support.google.com/youtube/thread/269521462

Chrome拡張機能である『FadBlock Origin』のような早送りアプリはグレーはいえ、広告は再生(ただし超高速w)されているので、現時点で特に規制はない模様。
FadBlock Origin
※似たような名前でFadBlockがあるが、こちらはマルウェア化しており、Chromeのストアからも外されているが要注意。

とはいえ、今後どのような規制(広告の強制視聴)強化されるのか目は離せないだろう。

2024年4月13日土曜日

Windows11(23H2以降)の『設定』で表示される邪魔な『ホーム』を非表示にする

Windows11の23H2では設定のホーム画面が刷新された…が、リワードなど、利用する気のないポイント制度など仕事で利用するPCでは全く不要な情報が溢れかえった。マイクロソフトの小銭稼ぎ目的の「推奨設定」など多くのおすすめが表示されて、使いたい機能に直行したいのに、余計なおすすめを見ることを矯正させられるのは、鬱陶しいことこの上ない。

ということで、レジストリ操作で無効化してしまう。

(1)レジストリエディタを利用する場合
レジストリエディタを起動後、以下のキーを探す。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer

上記のように右側の空きスペースで右クリックして新規(N)→文字列値(S)を選択し、新しいキーを作成したら以下のように入力する。

キー名:新しい値 #1 → SettingsPageVisibility
種類:REG_SZ (文字列)
値: hide:home


入力が終わったら、レジストリエでクタを閉じて終了。

(2)直接コマンドで実行する場合
コマンドプロンプトを管理者権限で開く、またはスタートボタン上で右クリック→ターミナル(管理者)を開いて、以下のコマンドをコピペ実行して完了。

reg add HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer /v "SettingsPageVisibility" /t "REG_SZ" /d "hide:home"

(以上1行でコピペ)

以上を実行後、設定を開くと見事にホーム画面は消えている(通常はトップ画面として『システム』が開く)。
※ちなみにPCの再起動は不要

2024年2月1日木曜日

ZenFone 8 (ZS590KS)久しぶりのファームウエア更新が提供開始


Zenfone8のファームウエア更新が1/30に配布開始された。
以前は別途JP版としてファームウエアが配布されていたが、今回はJP版もWW版のパッチがOTAで降ってくるようになっており、バージョン番号は33.2010.2010.332となる。
今回の更新ではGoogle 2023年11月のセキュリティパッチが適用されているほか、システム安定性の向上が目的とされている。
Zenfone8はすでに発売から3年近く経過しておりZenfone11も年内発売かという話にも関わらず(現時点で)2世代前の機種にしっかりパッチ提供してくれるASUSの姿勢に感謝したい。

リリースノート(ZenTalk)
[240129]ZenFone 8_WW/EU/RU_33.2010.2010.332 (Android 13)


更新内容は以下の通り。

システムの安定性の向上
Googleセキュリティパッチの更新 (2023年11月1日)

Android のセキュリティに関する公開情報 - 2023 年 11 月

ファームウエアのダウンロードリンクは現在不明
OTAのみ現在は公開されている。
パッチ導入後のバージョンは WW-33.2010.2010.332となる。

2023年10月18日水曜日

9月下旬にWin7/8.1からWin11/10への更新がブロックされた模様

どうやら9月末をもって、Win11/10におけるWin7/8.1のアップグレードが完全にできなくなった模様。

以下リンクはマイクロソフトのアナウンス。
Windows Ends Installation Path for Free Windows 7/8 Upgrade
https://devicepartner.microsoft.com/en-us/communications/comm-windows-ends-installation-path-for-free-windows-7-8-upgrade

対象となるのは、新規にアップグレードしたもの。
これまでにアップグレードしたものはそのまま利用可能。

今後は、Win11のライセンスを新規購入する必要がある。

2023年9月7日木曜日

Becky!とBkBsfilWrapper(迷惑メールフィルタ)

クラシカルなインターフェースのメーラー「Becky!」、初出が1996年とオンラインアプリとしてはだいぶ古参の部類になるが、使い勝手の良さとデータベースファイルがテキストベースのため圧縮効率が良い理由で長年愛用している。

Becky! Internet Mail(RimArts, Inc.)
https://www.rimarts.co.jp/becky-j.htm

Becky!の便利なところは、PCを乗り換えてもデータフォルダをまるごと移動させれば、動作環境やプラグインも含めて一気に引っ越し可能なため、とても楽ができることも気に入ってる一つ。

このアプリはプラグインという外部アプリに対応しており、色々な機能が追加できる。 なかでも追加必須と言えるのが、BkBsfilWrapperというbsfilterライブラリ(ベイジアンフィルタ)を使用した迷惑メールフィルタプラグイン。

複数の迷惑メールフィルタがプラグインとして提供されている(いた)が、BkBsfilWrapperが現時点で優秀かつまともに動作するフィルタである。
※有名だった深海魚フィルタやbkbsfilterはかなり前に終了している。
手動学習させた結果画面


プラグインの設定画面、かなり細かい設定が可能


bsfilter を利用した Becky! 用の迷惑メールフィルタープラグイン
(高東ソフトウェアサービス)

https://tkb11.com/misc/use-bsfilter-becky-plugin.php

注意点は1点だけ、Windows用のRubyをインストールする必要があるのだが3.**系では正常動作しない(動作速度が落ちたり、データベースの学習が正しく動かない)ので、開発終了とはなっているが、2.**を必ずインストールすること(2.7.8が最終版)。

Ruby
https://www.ruby-lang.org/ja/downloads/

Windows用パッケージは以下のサイトから
https://rubyinstaller.org/downloads/
※開発キットを含まない(WITHOUT DEVKIT) Ruby 2.7.8-1 (x64)または Ruby 2.7.8-1 (x86)を選択。

2023年8月31日木曜日

Google Chromeの右クリック検索の仕様変更について

Google Chromeでニュース記事など開いたWebページの文字範囲を選択して、右クリックでGoogke検索する機能。かなり多くの人が利用していると思われる。
通常は新しいタブでGoogle検索の結果が表示されるのだが、突然サイドバーに表示されるようになってしまった。

この現象は一時期前から話題になっており、フラグ設定で無効化できていた。

参考:
【Chrome】右クリックから選択範囲を検索するとサイドパネルに検索結果が表示されるのを無効化する方法 (情報科学屋さんを目指す人のメモ)
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Google Chromeで検索のサイドバー表示を無効化する方法(以前のやりかた)
(1)URLに

chrome://flags/#side-search

を入力。
Side searchをDisabledに変更したうえで画面下のRelaunchでChromeを再起動して無効化
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…だったのだが、最近のChromeのアップデートでこの仕様が変更された。
*バージョン: 116.0.5845.111で確認

画像を見てもらえばわかるのだが、範囲選択後の右クリックメニューに「Googleで検索」と「新しいタブでGoogle検索」と2種類表示されるようになった。

つまり従来の動作を期待する場合には、新しいタブで…の方を選べということらしい。 実に無駄な仕様変更だと思う次第。