2018年2月27日火曜日

1~2月のWindows Updateにともなう不具合(追加情報)

前記事:WindowsのCPU脆弱性緩和パッチによる再起動・PCフリーズ等の問題について

このほかにも、複数の不具合例が発見されたようなので、覚え書きとして…

更新プログラム適用後、IC カードリーダーが認識しなくなる事象について
(マイクロソフト Network & AD サポートチーム)

Win7、KB4057400およびKB4074598導入で事象発生。
回避策
(1)当該のパッケージを削除、セキュリティ対策のみのパッケージを導入(KB4074587※Windows Updateカタログからダウンロード)

パッケージ削除手順はマイクロソフトのページ参照。

(2)コントロールパネル→システムとセキュリティ→管理ツール→サービスのRemote Desktop Services サービスを無効化、当然リモートデスクトップ接続が利用できなくなる。
------------------------------------
Windows10 月例アップデートKB4074588によるキーホード・マウス利用不能、BSOD
(PC Matic Tech Talk)

KB4074588によりUSBキーボードやマウスが利用不能になるという面倒なもの。
PS/2キーボードやマウスは利用できるとのこと。
ただし、大半の機種はUSBのみというのも多いので、トラブルに遭遇する前にWin10システムインストールディスクかUSBを作成することを推奨。
------------------------------------

ほかにもありそうなので、あれば追記します。

2018年2月22日木曜日

80年代ナムコのゲームサウンド集CDが発売

かつてアルファレコードやサイトロンレーベル(ポニーキャニオン)などがビデオ・ゲーム・ミュージックをレコード(後にカセットやCDなど)にして大量に出していた時期があったが、音楽の提供方法やホビーの主流がアーケードからコンシューマーやモバイルベース、またアトラクション型などに変わっていって、今では格闘もの以外、テーブルやアップライト台はほぼ見なくなっていた。
80年~90年代前半はアーケードゲーム(当時はビデオゲームと言っていた)の黄金期とも言える。

80年代のナムコのビデオゲームサウンドを集めたナムコサウンドミュージアム from X68000が2月22日にいよいよ発売となった(自分は予約済)。
※一部店舗では先行発売済


※リンク先はAmazonの詳細ページへ

この手のサウンド集にしては、ちょっと値段が高い(8000円弱)なと思ったら、収録内容がすごかった。

制作会社(SWEEP RECORD.comの紹介ページ)
※楽曲リストはここから確認できる。

パックマンやゼビウスなど有名なタイトルからリブルラブル、スターラスターなど、8ビットCPUとPSG音源やFM音源の繰りだす40代感涙サウンドをX68000というPCで再現した楽曲がCD6枚合計415トラックのボリュームでがっつり収録してあった。
※Amazonのサイトには簡単にしか書いてない…w

今時の人だとシャープは発売していたX68000というのを知らないだろうな。アーケード版と寸分違わないグラディウスが付属していたのに衝撃を受けた。(今ではスマホでも行けそうだけど、当時のPCでではかなり困難だった)

心憎いのが電波新聞社がナムコサウンドをPCで再現したいパソコン少年(無論青年や成年もいると思うけどw)向けに98年に出版された『NAMCO VIDEO GAME MUSIC LIBRARY Vol.1』という楽譜集(今ではとても貴重かも、もちろん発売当初から所有)から起こしたサウンドも収録というから、さらに嬉しい。

色々と実機を再現するべく、PC88VA2やらPC-9821BA3でFM音源のパラメータいじってた頃が懐かしい(遠い目…)。

2018年2月20日火曜日

WindowsのCPU脆弱性緩和パッチによる再起動・PCフリーズ等の問題について(2018/2/27追記)

2018年1月にほぼ全てのCPUに関する脆弱性、Meltdown(メルトダウン)、Spector(スペクター)が見つかり、各OSで修正ファイルが提供された。

CPU の脆弱性の問題(Meltdown/Spectre)関連情報について
(Microsoft Japan Windows Technology Support)

Windowsの場合1月および2月のWindows Updateで修正ファイルが提供されたが、一部の機種で再起動を繰り返したり、セキュリティソフト(メーカー問わず)との相性不具合、起動後フリーズなど複数の不具合を引き起こしていることが確認されている。

対策方法としては以下の通り。

・使用しているウイルス対策ソフトを確認。
※古いバージョンを使っていると、不具合が発生する可能性があり。
※一部では最新版でも不具合が発生する事がある。
------------------------------------
どこぞの量販店では、使ってるウイルス対策ソフトが悪いと断言して、ソフトを売りつける行為をやってるようで…。(危うく顧客がその被害にあうところだった)
------------------------------------
具体的にはレジストリに設定がない限り導入されないようになっている…のだが、対応済みのウイルス対策ソフトにも関わらず問題が噴出している模様。
レジストリに以下の記載があると、CPU脆弱性緩和パッチが導入される。
キー:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\QualityCompat
名前:cadca5fe-87d3-4b96-b7fb-a231484277cc
種類:REG_DWORD
値: 0x00000000

・Windows 8および10で再起動を繰り返す時は、システムの回復メニューからセーフモードを起動、もしくはシステムの復元を利用してWindows Update導入前の状態(例:2月中旬から問題が出た場合には、2/13以前を選択)へ戻す。
※大抵は複数回再起動を繰り返したあとに回復メニューが表示されている場合が多い。

ASUSのサイトがわかりやすいのでリンクを紹介する。

ASUS Windows 8-「セーフモード」へのアクセス方法

ASUS Windows 10-「セーフモード」へのアクセス方法
※セーフモードよりシステムの復元で導入以前に戻すほうを推奨。

・この状態で復旧したら、問題の起こっているアップデートを導入しないように非表示にする。

◆特定のアップデートを非表示にする(導入させない)方法
●Win7/8の場合
Windows 7のWindows Updateで必要ない更新プログラムを非表示にする方法(121ware.com)※Win8も同じ

※今回の場合は重要な更新の方を選択して非表示化。
対象…○月のマンスリーロールアップと記載されたもの(KB番号はOSのバージョンによって違います)、それ以外のものを非表示に必要はない。

◆Win10の場合(ちょっと面倒)
更新の表示/非表示回避策パッケージを利用する。

(1)以下のURLから 「更新プログラムの表示または非表示」トラブルシューティング ツール パッケージをダウンロード

ドライバーの更新プログラムが Windows 10 に一時的に再インストールされないようにする方法(Microsoft)

(2)ダウンロードしたwushowhide.diagcabをそのまま実行。
問題検出が開始される。

(3)以下は英語メニュー(中学生レベルの簡単な英語)、Hide updatesを選択。

(4)非表示にしたいパッケージを選択して次へボタンをクリック。
※Security Monthly Quality Rollupなどと記載されている。

◆おまけ
・Win7/8ではDiXiMツールでの不具合発生例あり。
※プログラム一覧で名前にDiXiMと入っているもの、使用しないなら削除。
>Windows 7、及びWindows 8.1環境で、Windowsアップデート【KB4056894】【KB4056895】を導入後にWindows PCが再起動を繰り返す事象について(DigiOn)

ついでだから、プリインストールソフトウエア(メニューソフト等)およびツールバー全般も利用機会がほぼないものに関しては削除対象でもいいだろう。
※何に使われれいるかわからない場合手を出さない(大抵はパッケージ名でググれば出てくる)
※Javaの場合6,7は即削除、AdobeReaderも8,9,10も削除対象。

(2018/2/27追記)
この他にもICカードリーダー利用不可とか、USBデバイス利用不可など深刻な問題が出ている模様(以下当ブログ記事参照)。
※ごく一部の現象というのが救いではある。
1~2月のWindows Updateにともなう不具合(追加情報)


2018年2月13日火曜日

Windows 10 のプリインストールアプリを削除する


Windows10では、幾つかのMS製アプリがプリインストールされており、そのサービスを使わせようと強制してくる。
この自社アプリの猛烈な推しがマイクロソフト批判の一因にもなっている。


一般のアプリと違い、これらプリインストールアプリを設定→アプリ一覧からアンインストールしようとするが、ボタンがグレーアウトされ、容易に削除できないようになっている。


これらの使わないアプリにリソースを食われたり、強制的に設定を変更させられるのも面白くないので、アンインストールをしてしまおう。

使うのはWindows PowerShell。
スタートボタンを右クリックして、管理者権限で起動する。


Windows PowerShellが起動したら、以下のコマンドを入力する。

Get-AppxPackage

このコマンドでインストールされたパッケージ一覧が表示される。
※結構な量が表示されるのでゆっくり対象を探そう。

表示される内容はこんな感じ。
Name : Microsoft.ZuneVideo
Publisher : CN=Microsoft Corporation, O=Microsoft Corporation, L=Redmond, S=Washington, C=US
Architecture : X64
ResourceId :
Version : 10.17122.15711.0
PackageFullName : Microsoft.ZuneVideo_10.17122.15711.0_x64__8wekyb3d8bbwe
InstallLocation : C:\Program Files\WindowsApps\Microsoft.ZuneVideo_10.17122.15711.0_x64__8wekyb3d8bbwe
IsFramework : False
PackageFamilyName : Microsoft.ZuneVideo_8wekyb3d8bbwe
PublisherId : 8wekyb3d8bbwe
IsResourcePackage : False
IsBundle : False
IsDevelopmentMode : False
Dependencies : {Microsoft.VCLibs.140.00_14.0.25426.0_x64__8wekyb3d8bbwe, Microsoft.ZuneVideo_10.17122.15711.0_neut
ral_split.scale-100_8wekyb3d8bbwe, Microsoft.ZuneVideo_10.17122.15711.0_neutral_split.language-ja_8
wekyb3d8bbwe}
IsPartiallyStaged : False
SignatureKind : Store
Status : Ok

このなかのPackageFullNameの項目を参照。(黄色文字部、バージョンによって名前が微妙に変わってくるので上記はあくまでも一例。)
(FullNameをドラッグ選択、マウス右クリック、またはCTRL+Cでコピー操作。マウス右クリック、またはCTRL+Vでペースト)

Remove-AppxPackage (PackageFullName)

でアンインストールできる。
※ストアから再インストール可能。

ちなみに各パッケージ名(Name)は、

フォト……………………Microsoft.Windows.Photos
映画とテレビ……………Microsoft.ZuneVideo
マップ……………………Microsoft.WindowsMaps
Grooveミュージック……Microsoft.ZuneMusic

上記のPackageFullNameをコピーしてコマンドを実行すれば削除される。


2018年2月8日木曜日

パワーメーターを使ったトレーニングの参考書

先日パイオニアのパワー計を購入して(過去記事参照)、いよいよ普段の走行やトレーニングに取り入れようと考えていたら、何年かぶりの寒波襲来。さすがに気温0度近い環境では走る気が失せてしまう(笑)

本当に自転車ってメンタルが重要なスポーツだと改めて思う次第。

せっかくパワー計を買ったので、効率良いトレーニングに活かすための教科書として、自分が使っている書籍を紹介する。
フォームとかトレーニングの手順その他ノウハウを書いている書籍は山ほどあるので、その類は今回は除いてあくまでもパワー計利用を視点においたものを中心に。


自転車競技のためのフィロソフィー
柿木克之著

具体的なトレーニングの手順というよりも、体系的な視点からまとめた1冊。

トレーニングの手順とかフォーム、メンタルなどの個々の乗り手に左右される項目はほぼ触れておらず、パワーメーターを利用したトレーニングの考え方や流れを淡々とまとめたまさに哲学書といえる一冊。

柿木克之氏を知らない人もいると思うのが、工学博士で過去にニッポ所属、イタリアと日本でレース活動をし99年全日本TT優勝、世界選出場など競技でも実績を残している。
現在はBlue Wych合同会社代表として、パワーデータの解析などを手がけており、日本代表チームに帯同することもあるすごい人。

初心者には難読かもしれないが、トレーニングの組み立てなど何度でも読み返す価値のある1冊。定価1575円という値段ははっきり言って安く感じる。
※2018/2/7現在Amazonでは新品取り扱いがない(中古あり)ようなので、書店在庫があればぜひ確保してほしい。


ロードバイク パワートレーニングの教科書
須田 晋太郎著

こちらはパイオニアのパワーメーターとペダリングモニターも併用したトレーニングの解説本、ペダリングモニターを持っている場合には説明書とも言えるくらい細かい解説がある。

もちろん、パワーメーターのみでも十分過ぎるくらい参考になる理論と解説が読みやすく(ココ重要)書かれているので、パワーメーターを使ったトレーニングを今から始めようという人にはかなりお薦め。
※あとで知ったが、編集者が「エスケープ」でおなじみの佐藤喬さんだった。

このほか、科学的アプローチで書かれている1冊としてお値段はやや高めだが、目を通して貰いたいのが次に紹介するパワートレーニング・バイブル。


パワー・トレーニング・バイブル
ハンター・アレン、アンドリュー・コーガン著

パワーメータを使用したトレーニングの解析や科学的アプローチなど、とても詳細に記載されたまさにバイブルと言える1冊。
値段は3000円台だが、値段以上の価値があると思われる。

2018年2月6日火曜日

Google Pixel 3、早くも発売日に関する噂が流れる

Androidスマートフォンのコンセプトモデルとも言えるGoogleのPixelシリーズ(Pixel,Pixel2共に国内未発売)だが、早くも次期モデルとなる(であろう)Pixel3の噂が出始めている。

初代Pixelは2016年10月4日発表、10月25日発売。Pixel2は2017年10月4日発表、10月19日発売となっているため、今年も10月4日に発表され10月16または18日発売ではないかとされている。

今回はCrosshatch、Albacore、Bluelineという3種類の開発コードから存在することから、3モデル登場するのではないかと噂されている。

現時点で機能そのものに関する情報はリークされていないが、最新のSnapdragonチップを搭載したよりパワフルなものになり、iPhoneXに対抗するようにベゼルはより細くなりエッジスクリーンに移行するのではないかとも言われている。

搭載されると思われるAndroid 9.0は6月に発表される予定だが、まだ機能その他の情報は一切出ていない。

Android製スマホのフラグシップモデルとも言えるPixel2はグローバルモデルの発売がなかった(日本やアジアのLTEバンドにほとんど対応していない)ため、Pixel3ではぜひともグローバルモデルを出してほしいものだ。

参考記事:
Google Pixel 3 release date rumours – this could be 2018’s best phone, but what do we know so far?(The SUN)
https://www.thesun.co.uk/tech/5456194/google-pixel-3-latest-release-date-new-features-update/

Google Nexus/Pixel向け 2018/2月のアップデート公開(2018/2/5更新)

Nexus/Pixcel向けAndroid2018年2月の定期アップデートの配布が開始されました。

今月のアップデートではメディアフレームワークの脆弱性、クァルコム製ドライバーの脆弱性など緊急3件(OSによっては4件)、危険度高21件(OSによっては20件)、危険度中の脆弱性が修正が提供されています。
また機種別脆弱性として緊急1件、危険度高OSによっては1件、危険度中28件の修正がアナウンスされています。
パッチレベルはFeb 05, 2018で統一されています。

ビルド番号はAndroid8.1.0となりOPM1.171019.015/016/018/019/が最新のビルド番号となります。
なお、Nexus6およびNexus9のアップデートは10月が最終提供です。

Android Security Bulletin (February 2018)
https://source.android.com/security/bulletin/2018-02-01

Pixel/Nexus Security Bulletin (February 2018)
https://source.android.com/security/bulletin/pixel/2018-02-01


OTAファイルのリンクが判明次第、この記事を随時アップデートします。
◆各OTAファイルへのリンク(2018/2/1更新)
OTA Images for Nexus Devices
https://developers.google.com/android/ota

●機種別リンク(今月から国内発売機種のみ掲載します)
Nexus5X 8.1.0(OPM1.171019.015):Link
Nexus6P 8.1.0(OPM1.171019.015):Link

OTA(差分)ファイルを利用したアップデートの場合、SDKツールのadbコマンドを利用して手動更新すれば現在の設定を保持したままアップデートできます。
※設定→端末情報→システムアップデートで更新する方法と同じ。
※adbコマンドの利用方法はこちらを参考にしてください。

それが待てないという方は、先行して公開されたファクトリーイメージからインストールしてください。
※本体は初期化されますので、設定が面倒という場合にはOTAアップデートをお待ち下さい。
※アーカイブのバッチファイルを加工(fastboot -wの部分の-wを削除することでユーザーデータは保持したまま更新されます)することにより、そのまま更新されます。ただし、ブートローダーのアンロック必須です。

Factory Images for Nexus Devices
https://developers.google.com/android/nexus/images