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2024年7月22日月曜日

Amazon Fire Max 11 を購入、Google Play対応化とTVer対応化

Fire Max 11が先日のプライムデーで128MBモデルが9000円引で販売されていたので、購入してみた。

初期設定は、購入時にAmazonアカウントを紐づけておけば、数分で完了(アップデートやバックアップからの環境復元等含めると10分ちょい)とあっさりしたもの。

触ってみた感触は、Fire HD 10(2021)と比較してかなりキビキビとした動作だなというところ。無論ゲーム用途ではなく動画視聴やKindle目的なので、その基準で見たときの話。

SOCにはMediaTek MT8188Jを採用しており、ベンチマークでは広く廉価版タブレットに採用されているMediaTek Helio G99を上回るスコアを出すほど。安い、遅いというAmazonタブレットの印象を見事に払拭するほど気持ちよく動く。

電源ボタンには指紋認証を採用しているので、左人差し指タッチですっとロック解除される様子はなかなか小気味いい。

残念ながらAmazonのアプリストアはお世辞にも豊富…とは言い難い状況で、ユーティリティ系に至っては絶望的なほどのため、サポート対象外とはいえGoogle Playの手動導入が欠かせない。

ここから先の作業はアプリのインストール等を伴います。原則として自己責任で行ってください
Google Play対応の手順は以下のリンク先からAPKファイルをダウンロード→インストールを順に行うのみ。

※リンク先のWebページで以下の画像のボタンからAPK(Androidの実行ファイル)をダウンロードする。


ダウンロード後に開く操作をすると、途中で不明ソースからのアプリのインストールを許可するか、聞かれるのでそこはYesを出しておく(1度許可を出したら2回目以降は訊かれない)。

(1)Google Account Manager 7.1.2

(2)Google Services Framework 10-6475670

(3)Google Play services 23.22.16

(4)Google Play Store 36.2.11-29

これでGoogle Play Storeが利用可能になるので、利用の幅が大幅にアップする。

なお、多くのレビュー記事でTVerはエラーが出て起動しない、利用不可と出るのだがこちらは以下の手順で解決可能。

(1)まずKiwiブラウザをPlay Storeからインストールする。


(2)Kiwiブラウザを起動、検索BOXでChrome用のUser-Agent Switcher Managerを探して(下記画像参考)、kiwiブラウザの拡張機能として登録する。
※アプリ内からブラウザを呼び出す際のブラウザエージェント名を偽装することで起動可能にするようだ。

これだけでTVerはあっさり起動してくれるはずだ。

[注意点]
KiwiブラウザはGoogle Chromeと同じChromiumベースのブラウザで一般的なブラウジングにも対応しているが、作者によるマネタイズ(収益化)の仕込みが複数入っており、アクセス履歴や検索エンジンの利用を通じた情報収集がされる(一般的な広告リンクと同等のレベル)点のみ注意して欲しい。
今回も、TVerのためだけにインストールしたのみで、ブラウジングはGoogle Chromeを使っている。

ちなみに、他にもう少し安価で性能のいいSOCを搭載したタブレットはあるはずなのに、なぜFire MAX 11なのか?というと、メインの目的の一つだったKindleアプリにおいてKidle本の直接購入処理ができることがFireタブレットシリーズのみだから…という理由である。

定価購入でも価格相応の性能だとは思うが、セールで約25%割引はかなり美味しいと言える。
タイムセール以外にも様々なセールがあるので、ゲーム目的でないユーザーは狙ってみるのもいいだろう。

2024年6月3日月曜日

outbrainのブラウザハック広告を潰す方法

Webニュースを見る際に広告はつきものである。 サイトに寄っては下品な内容の広告を見せられるようなサイトもあるが、そのような広告についてはAdblock Plusのような広告ブロッカーを使い抑制することが可能である。

しかし、一部の広告ではブラウザハックと呼ばれる手法を使い、ユーザーの意図しない手法で広告を無理やり表示する方法である。

代表的な例では、Outbrainの手法で前のページに戻る操作をすると、「こちらもおすすめ」と称してPRページを表示する方法で、多くのニュースサイトで採用されている。

ブラウザハックを利用した広告は、快適なブラウジングを阻害する上に、広告ブロッカーでも阻止しきれない上に、下品な広告が織り交ぜられて不快この上ない。

そこで、outbrainへの接続をOSレベルでネットワーク的に切ってしまえば、不快なJavascriptも読み込まれないという寸法である。

基本的にはhostファイルの編集でoutbrainの接続を切ってしまう方法である。

(1)メモ帳(またはテキストエディタ)を管理者権限で起動する。
※Win11の場合:スタート→すべてのアプリ→メモ帳(アイコンを右クリック後、詳細→管理者として実行を選択)

(2)以下のファイルを開く
直接フォルダが開けない場合もあるので、以下のファイル名をコピペでもOK


 C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts 


(3)hostsファイルを開いたら、以下の一文をコピペで追加


 0.0.0.0 outbrain.com 
 0.0.0.0 mv.outbrain.com 
 0.0.0.0 odb.outbrain.com 
 0.0.0.0 widgets.outbrain.com 


(4)上書き保存後にPCを再起動して設定が有効化される。

2024年5月22日水曜日

OneDriveで主要フォルダ(デスクトップ、ドキュメント、ピクチャ等)同期後の復元方法

7月31日追記
6月24日(米国時間)以降、Windows11新規セットアップ時にMicrosoftアカウントを登録した場合、OndeDriveのバックアップが自動的に有効にされてしまうようになった。
このため、以下の手順でPC内に全データを取り込んだう上でバックアップ無効化またはOneDrive削除を行うことを強く推奨する。

OneDriveでは、自動で主要フォルダのバックアップ(同期)を取るように、Windows Update時やその他(PC起動時やOffice起動時、その他通知など)で執拗に要求される。

ところが、これを承諾してしまうと、システムのデフォルトのフォルダ位置(c:\user\(ユーザー名)からc:\user\(ユーザー名)\OneDriveへ)が変更され、ファイルが勝手に移動されるほか、ファイルオンデマンドという機能により、アップロド後アクセス頻度の少ないファイルはPC内にはショートカットのみが存在して、本体がネット上にしか存在しない状態となる。
※これではバックアップとは言えない。

最悪なのは無料で利用できるスペースが5GBしかないため、多くのユーザーは延々と容量超過でファイルスペースの購入メッセージを表示させられたり、ファイルの実体がPCから消えたために、アプリの動作に不具合が生じる場合もある。

このため、OneDriveをアンインストール推奨させる記事がネット上に多数見られるのだが、手順を間違うとPCからファイルやアイコンが消失するという被害が出る可能性があるため、要注意である。

以下の手順でファイル消失(紛失)を免れることができるので、ぜひOneDriveを積極的に使わない(Google Driveなど他サービスを使っている等)のであればファイルを回収した後にOneDriveのアンインストールを実施してほしい。

■重要■いきなりOneDriveをアンインストールしないこと。最初にネット上に打ち上げられたファイルをPC内にすべて回収する作業から始めること。
■アップロードされたファイルをPC内へ全部回収する
(1)タスクバーのOneDriveのアイコンを右クリック→設定を開く。


(2)同期とバックアップ→画面下の詳細設定を開き、ファイルオンデマンドの項目ですべてのファイルをダウンロードするを選択する。

(3)警告が出るので、そのまま続けるを選択する。

(4)しばらくダウンロードに時間がかかるので、しばらく待つ。

■ファイルを本来の場所に移動する
(5)ダウンロードが終わったら、OneDriveの同期とバックアップの中から重要なPCフォルダーをOneDriveにバックアップするを選択し、同期をすべて無効にして変更の保存ボタンをクリック。
※この時点でデスクトップやドキュメントのファイルやアイコンが消滅するがダウンロードが完了していれば心配ない。


(6)エクスプローラーを開き、OneDriveのフォルダ内のファイルやアイコン(ショートカット)を本体の場所へ移動させる。
※誤って別の場所に移動してしまうリスクもあるので、ダウンロードしたファイルを全選択後コピー→目的のフォルダへ貼り付けの方法を取るのが望ましい。
各ファイルの無事を確認したらOneDriveフォルダ内のファイルを削除すれば良い。

対応するフォルダ

OneDriveのフォルダ本来の場所
デスクトップC:\Users\(ユーザー名)\OneDrive\DesktopC:\Users\(ユーザー名)\Desktop
マイドキュメントC:\Users\(ユーザー名)\OneDrive\DocumentsC:\Users\(ユーザー名)\Documents
ピクチャC:\Users\(ユーザー名)\OneDrive\PicturesC:\Users\(ユーザー名)\Pictures
※操作によってはDesktop=デスクトップ、Documents=ドキュメント、Pictures=ピクチャーと表記されている場合もあるので注意。

■アプリによってはデータファイルの辻褄を合わせる
アプリによっては、OneDriveがファイルの場所を変更するのに合わせてデータファイルの参照先も変更されて、最悪なことに『使用をやめても元に戻さない』ために動作に不具合が出るケースがある。
※Office Outlookなど…

データの書き戻し後に不具合が出た場合にはデータファイルの詐称先がどうなっているか確認することをお忘れなく。

最後にOneDriveのアンインストールまたはアカウント切り離しを行って終了。
くどいようだが、OneDriveのアンインストールは必ずすべてのファイルの復元作業が終わってから行うこと。さもないとファイルの消失やらネット上から全部ダウンロードする羽目になる等とても面倒になる。

2024年5月18日土曜日

Windows11のログイン画面の余計な情報を停止する

2024年5月のWindows Updateが日本時間5月14日にリリースされたが、それ以降ロック画面に異変が生じたのに気がついただろうか?


これは3月にプレビュープログラムでテストリリースされていたもので、スポーツや株価、天気などをロック画面にする機能が追加されたものだ。
だが、この機能はユーザーに利便性を提供するものではなく、関連するリンクでアフィリエイト収入を得ようとするマイクロソフトの魂胆がチラチラ見えて仕方ない。

また、過剰な情報提示は鬱陶しいだけなので、無効化しておく。

無効化の方法は割と簡単。

設定→個人用設定を開き、ロック画面の項目を開き…
ロック画面の状態の右側の選択肢を「なし」に設定する。


これで画面はスッキリします。

2024年4月23日火曜日

Edge Ver124以降を利用時Webアプリ(特にオンプレミス版)上で作成されたファイルがダウンロードできない問題に対処する

オンプレミス版のWebアプリは往々にして、HTTPS環境で動いていないケースが多い。
Microsoft Edge バージョン 124.0.2478.51以降ではHTTPS環境ではないサイトからのダウンロードに明確な規制が入り、メニューから「保存」を選択しないと実行されなくなったぽい。

2024/4/23 13:00追記:Chromium の仕様変更が原因にある模様、Chromeでも似たような挙動をする可能性あり。


セキュリティ的な考え方としては正しいのだが、社内システムで毎度この操作が必要になるのは煩わしいので、対応することにした。
※特定のサイト(URL)のみ許可を出すので、他のサイトへの規制は変わらない。

(1)Edgeを起動して、ウインドウの右上のをクリック
(2)メニューが表示されたら『設定』を開く


(3)左側のメニューにある『Cookieとサイトのアクセス許可』を開き、
(4)右側の画面を下にスクロールさせると出てくる『セキュリティで保護されていないコンテンツ』をクリック

(5)『許可』の右側にある『追加』をクリックして、ダウンロードを許可したいサーバーのURLを入力、追加ボタンをクリック。
(フルURLではなく、サーバーのIPアドレスの部分までで大抵はOK、詳しくはシステム管理者に確認)

追加完了したらダウンロードが開始されることを確認して終了。
※ブラウザの再起動は不要

2024/4/23 14:30追記:
なお、アプリや会社のポリシーなどで毎回ブラウザの全履歴をクリアする設定になっている場合は、以下を追加設定すること。
そうしないと、上記の設定を行ってもブラウザを閉じたら元に戻ってしまうため。

(6)設定中、『プライバシーとセキュリティ』を開き、『閲覧データをクリア』の項目中、『ブラウザーを閉じるたびにクリアするデータを選択する』をクリックして開く

(7)一番下の『サイトのアクセス許可』が有効になっている場合には無効にする。

2024年4月13日土曜日

Windows11(23H2以降)の『設定』で表示される邪魔な『ホーム』を非表示にする

Windows11の23H2では設定のホーム画面が刷新された…が、リワードなど、利用する気のないポイント制度など仕事で利用するPCでは全く不要な情報が溢れかえった。マイクロソフトの小銭稼ぎ目的の「推奨設定」など多くのおすすめが表示されて、使いたい機能に直行したいのに、余計なおすすめを見ることを矯正させられるのは、鬱陶しいことこの上ない。

ということで、レジストリ操作で無効化してしまう。

(1)レジストリエディタを利用する場合
レジストリエディタを起動後、以下のキーを探す。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer

上記のように右側の空きスペースで右クリックして新規(N)→文字列値(S)を選択し、新しいキーを作成したら以下のように入力する。

キー名:新しい値 #1 → SettingsPageVisibility
種類:REG_SZ (文字列)
値: hide:home


入力が終わったら、レジストリエでクタを閉じて終了。

(2)直接コマンドで実行する場合
コマンドプロンプトを管理者権限で開く、またはスタートボタン上で右クリック→ターミナル(管理者)を開いて、以下のコマンドをコピペ実行して完了。

reg add HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer /v "SettingsPageVisibility" /t "REG_SZ" /d "hide:home"

(以上1行でコピペ)

以上を実行後、設定を開くと見事にホーム画面は消えている(通常はトップ画面として『システム』が開く)。
※ちなみにPCの再起動は不要

2023年3月7日火曜日

Windows 11の時刻サーバーを近場(国内)のサーバーに変更する

Windows11になり、設定の画面から色々と変更できる項目が増えている。
…が、逆にシンプル化を加速させた結果、ユーザーが自由に設定できる項目が隠されてしまったものも増えている。

例えば時計機能のなかで、自動時刻修正に使用されるサーバーの指定。
デフォルトではtime.windows.comが指定されているが、(無論負荷分散のため複数存在しているが)海外に設置されているため多少の同期遅延が発生することは想像に難くない。
物理的距離の近い国内のサーバーに変更が望ましいので、変更していく。
呼び出しはやや手数は多いもののほぼクリックのみなので比較的楽。

(1)検索ボックスにcontrolと入力して、候補にコントロールパネルが出たら選択する。
※頻繁に使用する場合スタートメニューにピンどめして置くのも吉。
(2)時計と地域日付と時刻を選択。

(3)インターネット時刻のタブを選択、右下の設定の変更(C)ボタンをクリック。

(4)インターネット時刻設定ウインドウが開いたら、サーバー名を手入力でntp.nict.jp(国立研究開発法人情報通信研究機構のサーバー)に変更すればOK。

2022年1月27日木曜日

Windows10で邪魔な「ニュースと関心事項」を完全無効にする

最近のWindows10の定例アップデート以降に、タスクバーに天気表示が出るようになった。
ここにマウスカーソルを合わせると、ニュースが出現する

これがニュースと関心事項という、PCの利用履歴からニュースをサジェストするというプライバシー侵害甚だしい機能である。

この機能を無効にするには、タスクバー上で右クリック、ニュースと関心事項を選び、無効にするを選択(下画像参照)すればOKだが完全に無効になったわけではない。



完全無効化するためにはローカルグループポリシーエディタで無効化するのだが、Windows10 Honeではそもそも呼び出しができない。

このため、メモ帳で新規テキストファイルを作成。
以下のテキスト文をコピー・ペーストして、保存後にファイル名をgpe.batにする。
※拡張子をbatに必ずすること。拡張子が表示されない場合には、エクスプローラーの表示設定で表示設定に変更すること。
@echo off
pushd "%~dp0"

dir /b %SystemRoot%\servicing\Packages\Microsoft-Windows-GroupPolicy-ClientExtensions-Package~3*.mum >List.txt
dir /b %SystemRoot%\servicing\Packages\Microsoft-Windows-GroupPolicy-ClientTools-Package~3*.mum >>List.txt

for /f %%i in ('findstr /i . List.txt 2^>nul') do dism /online /norestart /add-package:"%SystemRoot%\servicing\Packages\%%i"
pause

参考:ラボアジアン「Windows 10 Home で「ローカル グループ ポリシー エディター」を使う方法」
https://laboradian.com/enable-gpedit-on-win10home/

これでローカルグループポリシーエディタが起動できるようになるので、Win+Rでファイル名を指定して実行を呼び出して、『 gpedit.msc 』と入力。
グループポリシーエディタを起動して、

 [コンピュータの構成]-[Windows コンポーネント]-[ニュースと関心事項]

を開き、ニュースと関心事項を有効にするを無効にしてPCを再起動したら、OK。

2018年6月7日木曜日

Androidの端末探索通知を隠蔽する

AndroidやiPhoneには端末を万が一紛失しても端末を探し出す機能がある。
この機能は一歩間違えれば、プライバシー侵害ともなり得るが、保護者が子供の位置を知ったり盗難や紛失の際にはとても強い味方となる。端末近くまで来たら音を鳴らしたり、操作をロックしたり、最悪回収を諦めるなら端末のデータ消去すら可能である。
※SIMの無効化は別途サービス会社に手続きを取る必要がある。

ちなみにこの機能は利用時に当該端末と同一Googleアカウントでないと利用できないので、誰でも他人の端末位置を特定できるわけではない。

◆事前の準備と使い方
Android 搭載端末を紛失しても見つけられるように準備する
(Google ヘルプ)

紛失した Android 搭載端末の位置の特定、ロック、データ消去を行う
(Google ヘルプ)

ただし、唯一の弱点として端末の探索を行うと対象端末に通知が送られるため、端末の(オーナーではなくその時点での)所有者に知られてしまう結果となる。
盗難にあった端末なら電源を切られたり、水没させられるかもしれない。

そこで以下の方法で通知を表示させないようにできる。


(1)設定→アプリ→Google開発者サービスを探し通知をタップする。

(2)すべてブロックを選択する。

これで、端末の位置特定時に一瞬GPSは点灯するものの場所特定の通知は表示されない。

使い方によってはプライバシー侵害ともなりうるので、あくまでも保護者が子供の端末に仕込む、あるいは自分の端末の自衛用として活用してほしい。

2018年4月19日木曜日

Google mapの距離測定が思いのほか使える件

仕事でケーブルの引込距離の計測(厳密なものではなくだいたいわかれば良いレベル)とか、街中での移動距離などで、距離を測りたい時にこれまではGoogle Earthとかを使っていたのだけど、しばらく前からGoogle MapにもAPIではなくネイティブに実装されていたようだ。

使い方は簡単。
任意の場所(計測する起点になる場所)で、右クリックして距離を測定を選択。


あとはポイントをクリック(修正時はドラッグでOK)していくだけ。


ポイントが増えると、ポイント間の誤差の累積で精度は落ちていくけど、そこそこの精度。地図の測位系の誤差などを気にしなければかなり使える。

ロードバイク用のコースとかはルートラボやGarmin Connectに落ちる(道路追従がない・測定結果の機能がない)けど、簡易的な測定には十分実用レベル。

ちなみにモバイル版Google Mapでもポイント追加がちょい面倒(始点終点間にポイントを追加していくスタイル)だけど距離測定は利用可能。
Android版ヘルプ
iPhone,iPad版ヘルプ

まだ使ったことないって人はぜひお試しあれ。

2018年3月14日水曜日

Win10でエクスプローラーの起動が遅くなる問題を解消する

Windows10に限らず歴代Windowsの標準ファイルマネージャであるエクスプローラー(explorer.exe)、シェルプログラムとして重要な動作をしている。




Windows10でエクスプローラーを起動した時に、上に緑のバーが伸びていってなかなかファイル一覧が表示されない(酷いときには何分もかかる)問題が発生することがある。
この場合、PCの再起動またはタスクマネージャーでexplorer.exeを直接終了~起動で復旧するのだけれど、それだけではしばらく利用していると再発する。

エクスプローラーには、Win7以降ファイルの利用履歴を元に頻度の高いファイルをトップに表示するWindows Searchサービスと連携したクイックアクセスという機能がある。

こいつが曲者で、ファイルの利用履歴をキャッシュしており、そのキャッシュの確認にエクスプローラーの起動が遅くなる問題を引き起こしている。
もし、エクスプローラーの起動が遅い・引っかかる現象が出始めたときは以下の設定変更をお試し頂きたい。

(1)まずエクスプローラーのオプション変更
エクスプローラーのオプション(エクスプローラー起動後、表示→オプション。あるいはファイル名を指定して実行を開き『Rundll32.exe shell32.dll,Options_RunDLL 0』を入力)を開いて以下の部分を変更する。
・エクスプローラーで開く クイックアクセス→PCへ変更
・プライバシーの項目で、最近使ったファイルをクイックアクセスに表示するのチェックを外す
フォルダまで外すかはお好みで…
・エクスプローラーの履歴を消去するの右になる消去ボタンをクリック

ここまでやったらOKを押す。

(2)次にエクスプローラー自体のキャッシュも合わせて削除。
Win+R(またはスタートボタンを右クリック)でファイル名を指定して実行を開き、以下のアドレスを入力(コピペ可)。
 %AppData%\Microsoft\Windows\Recent\AutomaticDestinations 
------------------------------------
%AppData%の部分についてたいていは、
C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\
である。
※隠しフォルダ扱いなので、上記の方法で開いたほうが楽。
------------------------------------
その中にある.automaticDestinations-msファイルを全て削除。
※キャッシュはすぐ生成されるるが気にしなくて良い。

これで、クイックアクセスの読み込みに待たされることなく軽快に起動することだろう。なお、クイックアクセスのオプションでフォルダ表示のチェックをはずしてもピン留めされたフォルダは表示され続ける。
全部非表示にしたい場合には、クイックアクセス内のフォルダを右クリックして、『クイックアクセスからピン留めを外す』を選択すればOK。

(3)最後に電源管理の設定を変更
Win8以降高速スタートアップという再起動時にPCの起動速度を上げる機能があり、CPUやメモリの状況を保存するものがあるが、こちらが悪影響となりエクスプローラーの動作不良の原因となる事がある。
起動速度は遅くなるが、完全にシャットダウンする設定にしてしまったほうがシステムは安定する。(ここは意見が分かれるところだろうが、自分はきちんとシャットダウンする方を推奨する)

[高速スタートアップ無効化手順] 
※管理者権限を持ったユーザーで設定すること

設定→システム→電源とスリープ→(関連設定)電源の追加設定を開く。
※あるいはコントロールパネル→ハードウエアとサウンド→電源オプション

左側メニューの『電源ボタンの動作を選択する』を選択。
現在利用可能ではない設定を変更しますのリンクをクリック、アクセス制御の警告(権限昇格)が出たら「はい」を選択する。
このあと下段の[シャットダウン設定]内の[高速スタートアップを有効にする(推奨)]のチェックをはずして、変更の保存をクリック、PCを再起動したら完了。


(参考)
高速スタートアップを無効にした場合の留意点 (Microsoft Ask CORE)

(1)~(2)だけでも改善する場合があるのだが、自分の場合には(3)までやってようやく改善した。
これで軽いエクスプローラーが帰ってきた。


2018年2月13日火曜日

Windows 10 のプリインストールアプリを削除する


Windows10では、幾つかのMS製アプリがプリインストールされており、そのサービスを使わせようと強制してくる。
この自社アプリの猛烈な推しがマイクロソフト批判の一因にもなっている。


一般のアプリと違い、これらプリインストールアプリを設定→アプリ一覧からアンインストールしようとするが、ボタンがグレーアウトされ、容易に削除できないようになっている。


これらの使わないアプリにリソースを食われたり、強制的に設定を変更させられるのも面白くないので、アンインストールをしてしまおう。

使うのはWindows PowerShell。
スタートボタンを右クリックして、管理者権限で起動する。


Windows PowerShellが起動したら、以下のコマンドを入力する。

Get-AppxPackage

このコマンドでインストールされたパッケージ一覧が表示される。
※結構な量が表示されるのでゆっくり対象を探そう。

表示される内容はこんな感じ。
Name : Microsoft.ZuneVideo
Publisher : CN=Microsoft Corporation, O=Microsoft Corporation, L=Redmond, S=Washington, C=US
Architecture : X64
ResourceId :
Version : 10.17122.15711.0
PackageFullName : Microsoft.ZuneVideo_10.17122.15711.0_x64__8wekyb3d8bbwe
InstallLocation : C:\Program Files\WindowsApps\Microsoft.ZuneVideo_10.17122.15711.0_x64__8wekyb3d8bbwe
IsFramework : False
PackageFamilyName : Microsoft.ZuneVideo_8wekyb3d8bbwe
PublisherId : 8wekyb3d8bbwe
IsResourcePackage : False
IsBundle : False
IsDevelopmentMode : False
Dependencies : {Microsoft.VCLibs.140.00_14.0.25426.0_x64__8wekyb3d8bbwe, Microsoft.ZuneVideo_10.17122.15711.0_neut
ral_split.scale-100_8wekyb3d8bbwe, Microsoft.ZuneVideo_10.17122.15711.0_neutral_split.language-ja_8
wekyb3d8bbwe}
IsPartiallyStaged : False
SignatureKind : Store
Status : Ok

このなかのPackageFullNameの項目を参照。(黄色文字部、バージョンによって名前が微妙に変わってくるので上記はあくまでも一例。)
(FullNameをドラッグ選択、マウス右クリック、またはCTRL+Cでコピー操作。マウス右クリック、またはCTRL+Vでペースト)

Remove-AppxPackage (PackageFullName)

でアンインストールできる。
※ストアから再インストール可能。

ちなみに各パッケージ名(Name)は、

フォト……………………Microsoft.Windows.Photos
映画とテレビ……………Microsoft.ZuneVideo
マップ……………………Microsoft.WindowsMaps
Grooveミュージック……Microsoft.ZuneMusic

上記のPackageFullNameをコピーしてコマンドを実行すれば削除される。


2017年12月28日木曜日

Win10でVAIO Smart Networkを無効にする

クライアントのPCでWi-Fiに接続できないというトラブル発生。
預かり調査としたが、VAIO(SONY版)でWin7→Win10に更新されているもの。

単純に原因から言うと、当時のVaioにはVAIO Smart Network(以下VSN)というアプリがプリインストールされてて、こちらの操作がWindowsの操作を上書きしてしまうのが原因。

…なのだが、こいつがちょっと厄介で御存知の通りVAIOがSONYから離れて3年余、一応サポートページはあるのだが、当然ながらWin7機のWin10へのサポートは実施されていない。

アナウンスでもVAIO Smart Networkは機能しない…とされているが、Win7→10へ更新されたPC上では動作しており、さらにアンインストールができない(アンインストールしようとすると『利用中のOSには対応していない』とアナウンスが出て削除ができない)ため、ツボに嵌ってしまうのである。

この手のWi-Fiマネージメントアプリは、WidowsXP以前のOSではWi-Fi(無線LAN)があまり一般的ではなく、OSによる管理がまだ不十分だった時代の遺産でしかない。
Wi-Fiの接続が一般的になり、OSによる管理もきちんとできるようになった今となっては要らないものの代表格である。

故に以下の手順でVSNを無効化する必要がある。
Win10の操作はバージョン1709(2017年秋版)でのもの。

------------------------------------
VAIO Smart Network(以下VSN)の無効化手順
------------------------------------
(1)タスクバーからVSNを開き、すべての無線デバイスがonになっていることを確認。
※これを必ずはじめにやらないとハマる。

(2)スタートボタン(左下のWindowsマーク)を右クリックして『コンピュータの管理』を開く。

(3)サービスを開き、その中のVSNServiceを見つけて、右クリックしてプロパティを開く。

(4)スタートアップの種類が自動または自動(遅延開始)となっているので、無効に変更してその下の停止ボタンをクリック。
※この時点でサービスが停止し、タスクバーのVSNアイコン(緑の場合もあり)が消えることを確認。

(5)次にタスクスケジューラを開く(同じコンピュータの管理から)。

(6)タスクスケジューラライブラリ→SONY Corporation→VAIO Smart Nerwork内のVSN Logon Startを右クリックして無効にする。
(これで自動起動をすべて阻止)

(7)PCを再起動して自動起動しないことを確認したら完了。


ちなみに、同様の機能を持つアプリが富士通のPCにもデフォルトでインストールされている(Plugfree NETWORK)がこちらはコントロールパネルからすんなりアンインストールできる。
またルーターにも似たような管理アプリが添付しているが、こちらも基本的には不要。ルーター付属のCDやアプリがなくても大半のルーターはブラウザ経由で設定可能である。
*クライアントマネージャ(Buffalo)、らくらく無線スタートEX(NEC)等


2017年4月28日金曜日

意外と迷惑なExcelの勝手にハイパーリンクを無効化する

Excelを使っていて、ある意味便利だけど迷惑でもある昔からある機能のなかにオートコレクトというのがある。

文字列の入力時に自動的に補正や文字の補填をしてくれる便利な機能ではある。

だが、この機能で文字列の入力中にインターネットのアドレスっぽい文字があると勝手にハイパーリンクを挿入するため、文字の編集をしようとするとブラウザが起動したりメールアプリが起動したり、また印刷の際に勝手に書式が変わるなど迷惑極まりない行為にイライラさせられた人は少なくないはずだと思う。

バージョンが変わるたびに、機能を無効化しているが設定する場所が微妙に変わっていくので忘備録として掲載。

■Excel2016版勝手にハイパーリンク(オートコレクト)の無効化手順
ファイルオプション文章校正オートコレクトのオプション(A)

入力オートフォーマットタブ内インターネットとネットワークのアドレスをハイパーリンクに変更するのチェックを外す。
(下図参照)


これで、ネットワークっぽい文字列をExcelに入力する際に、イラッ(-_-#)とさせられた経験のある人はちょっと幸せになれると思う。

2017年4月26日水曜日

4月のWinodws update以降Win10がさらにEdge推しになった件について

Windows10 Creators updateの配布が始まり、一部ではWindows Update経由のインストールも実施されている状況で、Windows10搭載のIEについては一部仕様変更が行われた模様。


それに合わせてEdgeの利用をより強くプッシュしてくるようになっており、方々ではWebアプリ等の不具合が出たり迷惑な状況が多発した。
(4月上旬の定例更新でもIEのセキュリティ設定等が含まれている)

IEが必要な環境にとって、Edge推しは迷惑千万なので非表示にする。


■Edge推しタブの消しかた
インターネットオプションの詳細設定タブ中、ブラウズ→『Microsoft Edgeを開くボタン([新しいタブ]ボタンの隣)を非表示にする』にチェックを入れて、OK(または適用)後にブラウザを再起動する。

ちなみに、今回配布されたWindows10 Creators Update(ビルド15063.0)を適用すると、さらに猛烈なEdge推しが行われ、ファイルの関連付けまで手当たり次第に改変される恐れもあるので一通り確認したほうが良さそうだ。

2016年11月30日水曜日

Android 7.0 Nougatのバッテリー異常消費問題に対処する(12/2解決)

我がNexus6にも先日Android7.0がようやく適用されたのは過去ネタで書いたとおりだが、それ以降バッテリーの異常消費が気になりだした。

IngressやポケモンGoなど消費電力の大きなアプリを稼働させていなくても、端末がほんのり温かくなり、メキメキとバッテリーが減っていく。
※スリープ状態ではさほど減らないが、画面オンの状態だとぐんぐん減っていく。

例えばKindleで読書するだけで1時間で25%も減っているのには驚いた。

当初はバッテリーの寿命か?とも思ったのだが、スリープモード時にほぼ減っていないのでシステムが何らかの異常消費をしてるんじゃないだろうか?との推測をしてみた。
※海外のフォーラムでもDoze(新採用の電源管理プログラム)のバグじゃないか?って話になっている模様。

やってみたこと
(1)使わないアプリを無効化
Google謹製でもまず使わないサービスであるクラウドプリント、ニュースと天気、Googleインド・ピンイン・韓国語の各IME、Google Playゲーム・ニューススタンド・ブックス等一通り無効化。
→あまり変わらなかった。

(2)ストレージ→キャッシュデータを削除
→あまり変わらなかった

(3)本体再起動
→改善せず

(4)キャッシュパーティションのクリア
※電源+音量下でシステムメニューを表示、上下ボタンでリカバリーモードで起動、エラー画面→上+電源でメニュー表示、キャッシュパーティションをクリア(Wipe cache Partition)操作、その後再起動(reboot選択)。

今ここ。

今後やれること。
(5)ファクトリーリセット
※ただし、アプリやデータがすべて吹っ飛ぶので、再設定が面倒

(6)Android 7.0.1(12月以降リリース)で改善されることに期待
※Nexus6用がいつ出るか不明(リリースは明言されている)


参考:GottaBe MOBILE
How to Fix Bad Nexus Android 7.0 Nougat Battery Life

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2016/12/2追記

いよいよ初期化待ったなしか?と思った所で、あと一つ確認していない事があり見事に解決した。

ホームアプリを変更することだった。

自分の場合Apex Launcherを長年使ってきたため、Nexus6でも当然のように使ってきたのだけれど、実はコイツが原因だった。
Google Nowランチャーに切り替えて見たところ見事に電力消費がウソのように減って本体温度も室温並みになった。


↑Apex Launcher使用時の電力消費グラフ(上)、
なんとQiで充電中にもそれを上回る電力消費!(下)

CPUにさほど負荷をかけている訳ではないものの、内部でなにかやってたらしい。
(コードを解析しているわけじゃないのであくまでも推測)

Google Now ランチャーは使いにくい(ホーム画面が端っこというのが好みじゃない)のと、画面に並べるアイコン数をカスタマイズでき、かつ電力消費問題が発生しないという点でNova Launcherに乗り換えた。

↑電力消費状態はこんな感じ

本体未使用時のグラフの角度が明らかに違うのがわかると思う。

そもそもApex Launcher自体がここ最近大きな更新もないため、Android7.0への対応も未検証じゃないかと思われるフシがある。

Facebookみたいに更新頻度の高すぎるのも考えものだが、長年愛用してきた(=更新されない)アプリに関しては、最新OSとの相性が悪い(動作しないとは言わない)可能性があるもんだと改めて認識。

普段から電力消費が大きいとお悩みの諸氏、ホームアプリ変更を試してみるのも一手かと思う。