2016年5月30日月曜日

Windows10におけるUpdateでの0x80240FFFエラーについて(6/4追記あり)

Windows10のPCをセットアップ中に、2回めのWindows Updateで0x80240FFFエラーが出て、自動更新ができなくなる問題が発生した。

ヘルプからトラブルシューティングを実施しても一向に改善しないので、半分匙を投げかけていたのだけど、新品PCでかつ仕事として設定を行っていたので逃げ出すわけにも行かず、トラブルの原因を探すことにした。
※トラブルシューティングで行われるのは、BITSやWUサービスの再起動やWUキャッシュの破棄など。

まずはエラーコードからなにか判るかとMSのサイトで確認しても、

0x80240FFF WU_E_UNEXPECTED An operation failed due to reasons not covered by another error code.
(Windows Update 想定外のエラー オペレーションは対象外の別のエラーコードが原因で失敗しました。)

ということで、何が原因かわからない。

Windows Update(以下WU)の動作上なにか支障が出ているらしいので、詳細オプションを確認すると、Windows10にはパッチ導入時のトラフィック軽減策として、LAN接続PC同士でWUのファイルをやりとりする(いわゆるP2P)機能が有効となっていた。

アップデートのチェックのための通信でコケてるっぽい動作だったので、無効にしたところ無事動作。(ルーターのセキュリティ機能でP2P動作をフィルターされたんだろうか?)

ちなみにこのWUのP2P機能はデフォルトでインターネット上のPCにもファイルを提供する設定になっており、意図しない大量のトラフィック発生や、第三者のPCと接続される恐れがあり、基本的に無効もしくはローカルのみ(LAN内のみ有効)にしたほうが良さそうではある。

参考にした記事:
Windows10はWindows Update時に他ユーザーの帯域を使うことが判明(GIGAZINE)

[6/4追記]
このエラーは5/26頃から発生し始めているようで、Cortana関連の可能性もあるとの事。
Cortana未搭載のPCであれば、Windows 10 バージョン1511※2015年11月以降のビルドに更新することで解決する例もある模様。

上記対応で解決しない場合にはお試しあれ。

参考にした記事:
【Win10】エラー「0X80240fff」でアップデートできない【Update】(トラブル履歴)


2016年5月20日金曜日

一部の富士通製PCでWin10更新途中に回復ナビが起動してセットアップが中断する問題

一部の富士通製PC(Win7)でWindows10へのアップグレードが進行する際に、OS異常と検知しシステム回復オプションが起動し、Win10更新が中断するという問題が発生することがある。
※25%まで進行したあたりで1回目の再起動が実行された時に発生。


単にセットアップ時にOSが仮パーティションを作成したことによりディスク構成が変わった事をシステム異常と誤検知したもので、Win10更新中にシステム回復オプションが起動した場合、そのままPCをシャットダウン(電源ボタンの5秒押しの強制終了でも可)
電源を再投入時、富士通ロゴが表示中にF12を押してシステム起動メニューを表示し、↑↓キーでWindows bootloaderを選択してEnterを押すと、Windows10へのアップグレードが継続する。
※Windows10初期画面に行くまでに2~3回この操作が必要。

その後、法的文書表示画面が表示されます。
Win7に復元する場合には、『拒否』を2回選択すると、アップグレードを取りやめる確認が出るので、そのまま元のバージョンに戻すか聞かれますので『はい』と選ぶと前のWindows(Win7)に戻せる。
※Windows10を利用する場合には、そのまま承諾してセットアップを続行。

恒常的にWin10更新を阻止したい場合には以下参照。
Windows10 強制アップグレード阻止手順(5/20追記あり)

2016年5月19日木曜日

Nexus6がLTEを掴まない現象、再び

以前のエントリーを見れば分かる通り、メインのスマートフォンにはNexus6を使っている。

最近バッテリー持ちも悪くなってきたので、海外サイトから交換用バッテリーを取り寄せて、入れ替えたりしてる。(純正バッテリーはなかなか入手困難で、Amazonや多くのパーツ系ショップで販売されているものはほぼフェイク品。粗悪なものだとフラットケーブルの寸法が合わないので、本体基盤破損の恐れもあるので要注意。ifixitあたりで中古良品が時々出てくる)

NexusシリーズはGoogleご謹製端末だけあって、毎月のセキュリティ更新が最速で提供されるのも気に入っている理由。

だが4月の更新(MMB29→MOB30)以降で久しく忘れていた頻繁にLTEを掴まなくなる(Wi-Fiからの切替時やハンドオーバー時)という現象が再発しはじめた。

前に起こった現象↓
Nexus6におけるIIJ mioのLTE接続不安定問題


上記表示を繰り返してなかなか正常に接続できない現象

今回はIIJmioのサポートとTwitterで多少やり取りしてヒントを貰いました。

MVNOの種類をNoneからSPNに変更する
というもの。


※設定→もっと見る→モバイルネットワーク→アクセスポイント名→[現在のAPN]→MVNOの種類→NoneからSPNに変更する

SPNとはService Provider Nameの略で、SIMカードに登録されているLTEの回線事業者を正常に認識できるようになるというものです。

ただし、この手順を教えてもらうすぐ前に5月のアップデートを導入、MOB30Iに更新しておりそれ以降LTE掴まずが発生していないので、実効性がどの程度か?という肝心な部分の検証ができていないのが残念なところ。

4月以降SIMフリー機でLTEの掴みが悪いという時はお試しあれ。

LTE

2016年5月18日水曜日

vivosmart HR Jを購入して3ヶ月経過

(前記事)
Garminのvivosmart HR Jを買ってみた
http://fjvsgarage.blogspot.jp/2016/02/garminvivosmart-hr-j.html

ライフログガジェットとして2月にvivosmart HR Jを購入して3ヶ月が経過した。ほぼ毎日装着していますが、特に大きな故障もなく使ってます。

スマートフォンとBluetooth連携させておくと、アップデートも自動で降ってくるので便利。


購入後数回大きなアップデートがあり、心拍計の修正や画面ロック機能が追加されたので、さらに使い勝手は向上。
※シャワーや身体を動かした時の誤動作で勝手に音楽プレイヤーが再生されるという「事故」を回避できるようになったのが良い。

ただし毎日装着しているとベルトの痛みが徐々に気になってくる所だが、前モデルのvivofitと違い交換式になっていないため、ユーザーがどうにかできるものではない模様。

実際にいいよねっとに問い合わせてみたところ、5000円(税別)で修理対応となるらしい。やはりスイッチ部などがあるために防水機能の管理とかシビアになっているであろうと推察。

なお、心拍の計測精度は光学式の場合誤差がやや大きめなのでモニタリング用としては向かないので要注意。
あくまでもフィットネス機器として使うのが正解。

amazonでは相変わらず売れ行きは好調だが一時期のような品薄状態は解消されているようなので、比較的容易に購入できるようになった。

GARMIN(ガーミン) 活動量計 ライフログリストバンド vivosmart HRJ Black【日本正規品】 日本語版 19557C

GARMIN(ガーミン) 活動量計 ライフログリストバンド vivosmart HR J Midnight Blue【日本正規品】 日本語版 19557E

GARMIN(ガーミン) 活動量計 ライフログリストバンド vivosmart HR J Imperial Purple【日本正規品】 日本語版 19557D

個人的にはスマホの着信通知(電話やメッセンジャー等)が大変重宝している。

2016年5月9日月曜日

Android 5月の定例パッチ配布開始(2016年5月15日更新)

Googleが2016年5月の定期アップデートの配布を配布するアナウンスを行いました。今回のAndroidのバージョン番号は6.0.1のままです。
対象はNexus5,5X,6,6P,7(2013),9,Nexus Player

今回のアップデートでは、メディアサーバーの脆弱性、デバッガーの脆弱性など緊急12件の修正を含む40件の脆弱性が修正されています。
ビルド番号は19系ではMTC19T、30系ではMOB30G~Jが最新のビルド番号となります。

Nexus Security Bulletin (May 2016)
https://source.android.com/security/bulletin/2016-05-01.html


OTAファイルのリンクが判明次第、この記事を随時アップデートします。
◆各OTAファイルへのリンク(2016/5/15更新)
※Nexus6はグローバル版のリンクです

Nexus5 6.0.1(MOB30D→MOB30G):Link
Nexus5X 6.0.1(MHC19Q→MTC19T):Link
Nexus6 6.0.1(MOB30D→MOB30I):Link
Nexus6P 6.0.1(MHC19Q→MTC19T):Link
Nexus7 2013(Wi-fi) 6.0.1(MOB30D→MOB30J):Link
Nexus7 2013(LTE) 6.0.1(MOB30D→MOB30J):Link
Nexus9(Wi-Fi) 6.0.1(MOB30D→MOB30G):Link
Nexus9(LTE) 6.0.1(MOB30D→MOB30G):Link
Nexus Player 6.0.1(MOB30D→MOB30G):Link

OTA(差分)ファイルを利用したアップデートの場合、SDKツールのadbコマンドを利用して手動更新すれば現在の設定を保持したままアップデートできます。
※設定→端末情報→システムアップデートで更新する方法と同じ。
※adbコマンドの利用方法はこちらを参考にしてください。

それが待てないという方は、先行して公開されたファクトリーイメージからインストールしてください。
※本体は初期化されますので、設定が面倒という場合にはOTAアップデートをお待ち下さい。
※アーカイブのバッチファイルを加工(fastboot -wの部分の-wを削除することでユーザーデータは保持したまま更新されます)することにより、そのまま更新されます。ただし、ブートローダーのアンロック必須です。

Factory Images for Nexus Devices
https://developers.google.com/android/nexus/images

Windows Updateにとにかく時間がかかる問題について

仕事柄様々なお客さまのPCを預かってメンテする機会があるが、ここ最近は2~3日お時間下さいと前置きするケースが多い。


理由はWindows Updateにとにかく時間がかかること。


Windows10強制アップグレード問題も絡み、Windows 7の持ち込みが増えているのだけれど、Windows Updateに数時間はザラになっているので、途方に暮れていろいろ調べていたら、直近のドキュメントでこのようなものを見つけた。

Japan WSUS Support Team Blog
「Windows Update がなかなか終わらないな…」と思ったら
https://blogs.technet.microsoft.com/jpwsus/2016/04/26/never-end-wu/

結局のところ、
・WUA(Windows Update Agent)を最新のものに手動で更新
・IEの累積的なアップデートを手動で導入

しておくことで、Windows Updateのファイル検索にかかる時間を大幅に短縮できるということらしい。

実際に上記リンク先に紹介されているWUA更新とIE更新を手動で実施後は、アップデートにかかる時間は多少短くなったけど、できればこういうTech系の小技を効かさなくても容易に短縮できるようにWindows Updateのプロセスを改善して欲しいと思う。