2015年7月24日金曜日

Chrome 44登場…だがしかし。(復活したアバター機能回避方法)

Google Chrome安定版のアップデートが22日(日本時間23日)に公開されました。バージョンは44.0.2403.89となる。

今回はヒープバッファオーバーフローの脆弱性など、セキュリティ更新43個(危険度高12個含む)を修正のほか、複数のバグ修正などが行われた。


更新方法はいつものごとく最新版をダウンロードページからインストールし直すか、設定~Google Chromeについてから確認するとアップデートのチェックが行われるほか、バックグラウンドでの自動更新も行われる。

このChrome44に更新されて、ウインドウ右上のアバター機能が復活してしまい、
chrome://flags/#enable-new-profile-management

で無効化してもそのまま表示されるという問題が発覚。
※flagの設定を無視するバグか、Googleが意図的に行ったものか不明。

とりあえずの回避方法として、起動用のショートカットに以下のオプションを付けて起動すれば回避可能。

--disable-new-avatar-menu

Mac版の場合には

/Applications/Google\ Chrome.app/Contents/MacOS/Google\ Chrome --disable-new-avatar-menu

とすればOKだが、Macの場合環境によって不具合が発生したというレポートもあるようなので要注意。

公式リリースノート
http://googlechromereleases.blogspot.jp/2015/07/stable-channel-update_21.html

2015年7月22日水曜日

MS、緊急アップデート(MS15-078)提供開始

マイクロソフトから20日(日本時間21日)に定例外アップデート(MS15-078、アップデート番号3079904)がリリースされた。


参考:マイクロソフトMS15-078

この更新により、0-day攻撃がすでに確認されているOpenType フォントの脆弱性の修正が行われる。

ちなみに上記脆弱性は、先に大騒ぎになったHacking Teamの攻略に使われたという事(この脆弱性と先にパッチが提供されたFlash Playerの0-day攻撃の合わせ技らしい)
参考:
トレンドマイクロ セキュリティブログ
「Hacking Team」の漏えい事例:Open Typeフォントマネージャの脆弱性の検証

なお、当該アップデートを導入した場合、以下の問題が出る可能性がある。

Windowsを再開していますメッセージ後、OSロゴが消え、画面の下に「Windows 7」と表示されたまま青い画面で動作しない
Windowsを再開していますメッセージ後、壁紙のみ表示される。青い背景にポインタのみの状態からOSが起動出来ない
・Windows Updateのステージ3/3から進まない

この場合CTRL+ALT+Delで通常のログオン画面に進むそうなので、参考のため。

参考:週刊アスキーWebより





2015年7月12日日曜日

あと3ヶ月弱でMS SilverlightはChromeで使えなくなる(見込み)

Google Chromeにおいて、4月にリリースされたChrome42以降NPAPIプラグインがデフォルトで無効化されている。
そして2015年9月頃リリースされる予定のChrome45で完全にサポートされなくなる予定となっている。

このため、複数のプラグインが機能しなくなっている。
例)Microsoft Silverligght

つまりChromeではWOWOWオンデマンドやYahoo!ルートラボなどが9月以降は機能しなくなる可能性があるということ。当面はNPAPIをフラグで有効化すれば利用可能だが、それも時間の問題となる。

有効化の手順:※Chome44まで機能する
https://support.google.com/chrome/answer/6213033

HTML5への移行はすでに既定路線とはいえ、サービスがいきなり使えなくなる可能性があるとなった場合、どうなることやら…。

ちなみにWindows10に搭載されるInternet Explorerに変わる標準ブラウザ、EdgeでもSilverlightはサポートされないということらしいので、これで移行は加速すると思われるが、果たして間に合うのだろうか?

公式リリース:(NAPI終了宣言)
https://www.chromium.org/developers/npapi-deprecation