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2025年5月19日月曜日

「新しいOutlookを試す」スイッチを非表示にする

Microsoft Office 2024になって、メール統合アプリであるOutlookはますます影が薄くなって(させられて)いる。

基本パッケージであるPersonalには含まれなくなり(代わりにPowerPointが同梱された)、拡張パッケージのHome and Businessでも別途ダウンロード/インストールする必要がある。

なぜこんなに不便になったのか?

理由は「新しいOutlook」と称するOutlook for Windowsを使わせたいためである。 ただし、このアプリは大きな問題(そのうち別記するつもり)があり、MSのクラウドを必ず経由させるという構造上、セキュリティ面でも不安がある。
MSとしては、Googleのようにメールの文章をマーケティングに使いたいという欲望がダダ漏れになっており、プライバシー保護の面でもOutlook for Windowsは使うべきではない。

MS Officeでもその一環として、Outlook(MS office)の右上に「新しいOutlookを試す」というトグルスイッチが出現した。

これに触れると、Outlook for Windowsが起動もしくはインストール画面が湧くような仕組みになっており、企業などでは常にMSへの機密漏洩リスクを抱えることになる。
事故防止の観点から、この無用なトグルスイッチの息の根を止めてしまおう。

(1)レジストリエディタを利用する場合
レジストリエディタを起動後、以下のキーを探す。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\16.0\Outlook\Options\General

上記のように右側の空きスペースで右クリックして新規(N)→文字列値(S)を選択し、新しいキーを作成したら以下のように入力する。

キー名:新しい値 #1 → HideNewOutlookToggle
種類:REG_DWORD(32ビット) (文字列)
値: 1


入力が終わったら、レジストリエディタを閉じて終了。

(2)直接コマンドで実行する場合
コマンドプロンプトを管理者権限で開く、またはスタートボタン上で右クリック→ターミナル(管理者)を開いて、以下のコマンドをコピペ実行して完了。

reg add HKCU\SOFTWARE\Microsoft\Office\16.0\Outlook\Options\General /v "HideNewOutlookToggle" /t "REG_DWORD" /d "1"

(以上1行でコピペ)

これでOutlook起動後に右上の事故スイッチが表示されなくなるのを確認して終了。

2024年6月3日月曜日

outbrainのブラウザハック広告を潰す方法

Webニュースを見る際に広告はつきものである。 サイトに寄っては下品な内容の広告を見せられるようなサイトもあるが、そのような広告についてはAdblock Plusのような広告ブロッカーを使い抑制することが可能である。

しかし、一部の広告ではブラウザハックと呼ばれる手法を使い、ユーザーの意図しない手法で広告を無理やり表示する方法である。

代表的な例では、Outbrainの手法で前のページに戻る操作をすると、「こちらもおすすめ」と称してPRページを表示する方法で、多くのニュースサイトで採用されている。

ブラウザハックを利用した広告は、快適なブラウジングを阻害する上に、広告ブロッカーでも阻止しきれない上に、下品な広告が織り交ぜられて不快この上ない。

そこで、outbrainへの接続をOSレベルでネットワーク的に切ってしまえば、不快なJavascriptも読み込まれないという寸法である。

基本的にはhostファイルの編集でoutbrainの接続を切ってしまう方法である。

(1)メモ帳(またはテキストエディタ)を管理者権限で起動する。
※Win11の場合:スタート→すべてのアプリ→メモ帳(アイコンを右クリック後、詳細→管理者として実行を選択)

(2)以下のファイルを開く
直接フォルダが開けない場合もあるので、以下のファイル名をコピペでもOK


 C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts 


(3)hostsファイルを開いたら、以下の一文をコピペで追加


 0.0.0.0 outbrain.com 
 0.0.0.0 mv.outbrain.com 
 0.0.0.0 odb.outbrain.com 
 0.0.0.0 widgets.outbrain.com 


(4)上書き保存後にPCを再起動して設定が有効化される。

2024年5月22日水曜日

OneDriveで主要フォルダ(デスクトップ、ドキュメント、ピクチャ等)同期後の復元方法

7月31日追記
6月24日(米国時間)以降、Windows11新規セットアップ時にMicrosoftアカウントを登録した場合、OndeDriveのバックアップが自動的に有効にされてしまうようになった。
このため、以下の手順でPC内に全データを取り込んだう上でバックアップ無効化またはOneDrive削除を行うことを強く推奨する。

OneDriveでは、自動で主要フォルダのバックアップ(同期)を取るように、Windows Update時やその他(PC起動時やOffice起動時、その他通知など)で執拗に要求される。

ところが、これを承諾してしまうと、システムのデフォルトのフォルダ位置(c:\user\(ユーザー名)からc:\user\(ユーザー名)\OneDriveへ)が変更され、ファイルが勝手に移動されるほか、ファイルオンデマンドという機能により、アップロド後アクセス頻度の少ないファイルはPC内にはショートカットのみが存在して、本体がネット上にしか存在しない状態となる。
※これではバックアップとは言えない。

最悪なのは無料で利用できるスペースが5GBしかないため、多くのユーザーは延々と容量超過でファイルスペースの購入メッセージを表示させられたり、ファイルの実体がPCから消えたために、アプリの動作に不具合が生じる場合もある。

このため、OneDriveをアンインストール推奨させる記事がネット上に多数見られるのだが、手順を間違うとPCからファイルやアイコンが消失するという被害が出る可能性があるため、要注意である。

以下の手順でファイル消失(紛失)を免れることができるので、ぜひOneDriveを積極的に使わない(Google Driveなど他サービスを使っている等)のであればファイルを回収した後にOneDriveのアンインストールを実施してほしい。

■重要■いきなりOneDriveをアンインストールしないこと。最初にネット上に打ち上げられたファイルをPC内にすべて回収する作業から始めること。
■アップロードされたファイルをPC内へ全部回収する
(1)タスクバーのOneDriveのアイコンを右クリック→設定を開く。


(2)同期とバックアップ→画面下の詳細設定を開き、ファイルオンデマンドの項目ですべてのファイルをダウンロードするを選択する。

(3)警告が出るので、そのまま続けるを選択する。

(4)しばらくダウンロードに時間がかかるので、しばらく待つ。

■ファイルを本来の場所に移動する
(5)ダウンロードが終わったら、OneDriveの同期とバックアップの中から重要なPCフォルダーをOneDriveにバックアップするを選択し、同期をすべて無効にして変更の保存ボタンをクリック。
※この時点でデスクトップやドキュメントのファイルやアイコンが消滅するがダウンロードが完了していれば心配ない。


(6)エクスプローラーを開き、OneDriveのフォルダ内のファイルやアイコン(ショートカット)を本体の場所へ移動させる。
※誤って別の場所に移動してしまうリスクもあるので、ダウンロードしたファイルを全選択後コピー→目的のフォルダへ貼り付けの方法を取るのが望ましい。
各ファイルの無事を確認したらOneDriveフォルダ内のファイルを削除すれば良い。

対応するフォルダ

OneDriveのフォルダ本来の場所
デスクトップC:\Users\(ユーザー名)\OneDrive\DesktopC:\Users\(ユーザー名)\Desktop
マイドキュメントC:\Users\(ユーザー名)\OneDrive\DocumentsC:\Users\(ユーザー名)\Documents
ピクチャC:\Users\(ユーザー名)\OneDrive\PicturesC:\Users\(ユーザー名)\Pictures
※操作によってはDesktop=デスクトップ、Documents=ドキュメント、Pictures=ピクチャーと表記されている場合もあるので注意。

■アプリによってはデータファイルの辻褄を合わせる
アプリによっては、OneDriveがファイルの場所を変更するのに合わせてデータファイルの参照先も変更されて、最悪なことに『使用をやめても元に戻さない』ために動作に不具合が出るケースがある。
※Office Outlookなど…

データの書き戻し後に不具合が出た場合にはデータファイルの詐称先がどうなっているか確認することをお忘れなく。

最後にOneDriveのアンインストールまたはアカウント切り離しを行って終了。
くどいようだが、OneDriveのアンインストールは必ずすべてのファイルの復元作業が終わってから行うこと。さもないとファイルの消失やらネット上から全部ダウンロードする羽目になる等とても面倒になる。

2023年10月18日水曜日

9月下旬にWin7/8.1からWin11/10への更新がブロックされた模様

どうやら9月末をもって、Win11/10におけるWin7/8.1のアップグレードが完全にできなくなった模様。

以下リンクはマイクロソフトのアナウンス。
Windows Ends Installation Path for Free Windows 7/8 Upgrade
https://devicepartner.microsoft.com/en-us/communications/comm-windows-ends-installation-path-for-free-windows-7-8-upgrade

対象となるのは、新規にアップグレードしたもの。
これまでにアップグレードしたものはそのまま利用可能。

今後は、Win11のライセンスを新規購入する必要がある。

2022年1月27日木曜日

Windows10で邪魔な「ニュースと関心事項」を完全無効にする

最近のWindows10の定例アップデート以降に、タスクバーに天気表示が出るようになった。
ここにマウスカーソルを合わせると、ニュースが出現する

これがニュースと関心事項という、PCの利用履歴からニュースをサジェストするというプライバシー侵害甚だしい機能である。

この機能を無効にするには、タスクバー上で右クリック、ニュースと関心事項を選び、無効にするを選択(下画像参照)すればOKだが完全に無効になったわけではない。



完全無効化するためにはローカルグループポリシーエディタで無効化するのだが、Windows10 Honeではそもそも呼び出しができない。

このため、メモ帳で新規テキストファイルを作成。
以下のテキスト文をコピー・ペーストして、保存後にファイル名をgpe.batにする。
※拡張子をbatに必ずすること。拡張子が表示されない場合には、エクスプローラーの表示設定で表示設定に変更すること。
@echo off
pushd "%~dp0"

dir /b %SystemRoot%\servicing\Packages\Microsoft-Windows-GroupPolicy-ClientExtensions-Package~3*.mum >List.txt
dir /b %SystemRoot%\servicing\Packages\Microsoft-Windows-GroupPolicy-ClientTools-Package~3*.mum >>List.txt

for /f %%i in ('findstr /i . List.txt 2^>nul') do dism /online /norestart /add-package:"%SystemRoot%\servicing\Packages\%%i"
pause

参考:ラボアジアン「Windows 10 Home で「ローカル グループ ポリシー エディター」を使う方法」
https://laboradian.com/enable-gpedit-on-win10home/

これでローカルグループポリシーエディタが起動できるようになるので、Win+Rでファイル名を指定して実行を呼び出して、『 gpedit.msc 』と入力。
グループポリシーエディタを起動して、

 [コンピュータの構成]-[Windows コンポーネント]-[ニュースと関心事項]

を開き、ニュースと関心事項を有効にするを無効にしてPCを再起動したら、OK。

2021年6月6日日曜日

インテルアプリの大量なイベントログ記録に対応する(進行中)

Windowsでは様々なプログラムがイベントログに記録されている。
これにより、アプリの挙動で変なものがあるかチェックできるのだが、ここ最近イベントログに2つのイベントが5秒毎に延々と残されているのに気がついた。

イベントソースはigccservice、DCHUServiceの2つ。
ググってみたけど、プログラムの名前で検索してもこれといった情報が出てこない。

タスクマネージャーで、なにやらサービスから呼び出されているのは確認できたので元をずっと辿っていくと、 インテル® グラフィックス・コマンド・センターであることは特定できた。

ではなぜ5秒毎に電源系のイベントログを残し続けるのか?
レジストリを見てもこれといった情報が出てこないので、さしあたってメーカーに質問を投げてみた。(今ここ)


電源操作周りの設定に何かありそうな気はするのだが、電源接続時の制御は無効になっているので5秒毎にログを吐く意味がない。設定系のツールなのでなくても困らないだろうから、納得行く回答が得られないときは、アンインストールしようかな…。

2021年3月13日土曜日

Windows10 3月の更新において、特定メーカーのプリンタユーザーでブルースクリーン発生(3/25更新)

2021年3月のWindows Update以降特定のプリンタを使用している場合、印刷操作を行おうとするとブルースクリーン(BSoD)が発生、再起動が発生する障害が発生。

問題が発生しているモジュールはKB5000802 および KB5000808の2つ(いずれかが導入される)。

報告を受けてマイクロソフトは、一旦Windows Updateのパッケージから当該KBを削除したが、問題が限定的であるため再配布を開始している(3/13時点で修正等は行われていない)

2021/3/14追記
京セラ製プリンタについては、回避方法として標準のKXドライバーではなく、PCL-Miniプリンタードライバーを利用するようアナウンスあり。

Windowsアップデート後から「印刷を行うとブルースクリーンエラーが表示されて強制的に再起動がかかり、印刷ができない不具合」について(京セラサイト) https://www.kyoceradocumentsolutions.co.jp/support/information/info_20210311.html

マイクロソフトからも回避策と問題の改善の見込みがアナウンス。
Type 3プリンタードライバにのみ影響、Type 4プリンタードライバは影響を受けないため、そちらが利用可能な場合は、ドライバを変更することで回避が可能とのこと。
2021年3月14日~3月21日頃には修正を提供できる見込みとアナウンスあり。

2021/3/16追記
京セラ製プリンタ環境下で上記リンクにある緩和策実施後、
Google Chrome上からPDFのプレビュー→印刷ボタンをクリックすると
ブルースクリーン発生するため、ダウンロード→ビュワーから印刷を推奨。

2021/3/25追記
マイクロソフトより複数の修正が実施され、個別パッチとして提供された。
以下のリンクにわかりやすくまとめられている。
※Windowsのバージョンごとに、同一KBでもファイルが違うので、個別ダウンロード時は要注意

【Windows10】 WindowsUpdate 2021年3月 不具合情報 - セキュリティ更新プログラム KB5000802 / KB5000808 | 緊急リリース KB5001567 / KB5001566 / KB5001649 / KB5001648[Update 16]
(ニッチなPCゲーマーの環境構築Zより)

2019年10月27日日曜日

Windows Update追加パッチ(KB4522355)が配布開始

Windows Updateで一部のNEC製PCがフリーズしてしまう問題があったが、その修正パッチが配布されている模様。

KB4522355の概要(マイクロソフト)
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4522355/windows-10-update-kb4522355

導入には、手動でWindows Updateの検索を行うことが条件。
※自動アップデートのみのユーザーでは出現しない。

上記NEC製PCの不具合以外にも、複数の不具合修正も含まれているので、一応入れておいたほうが良さそうな感じである。

2019年1月9日水曜日

いつの間にか復活していたWin10のMS純正アプリ→もう一度削除

Windows Updateで月例パッチや大型パッケージの更新などを行うと、一度削除したはずの純正アプリが復活していたり、デフォルト設定をどうにかして戻そうとすることがある。




EdgeのpdfファイルやWebのデフォルト設定の呼び戻し勧誘が本当に鬱陶しい(タスクバーでポップアップするなど)のは折り紙付きだが、たまたまタスクマネージャーでアプリの履歴を確認したら、以前削除したはずのMicrosoftフォトが勝手に復活して、あろう事かネットワークも使用(画像データの送受信?)をしていた痕跡を発見した。
(当該の期間フォトを起動したことは1度もない)


なんだこのアプリの利用履歴は…

業務用のPCでは別アプリを使っており、MS純正アプリは全く不要なので、再度以前書いておいたの覚え書きを引っ張り出して再度削除作業を行った。

Windows 10 のプリインストールアプリを削除する
(2018年2月13日付記事)

シェア獲得や収益アップの活動をしたい気持ちもわかるが、OSがその役割以上の事をやるようになれば、業務関係でWindows10を利用している企業などいい迷惑である。
最近はLinuxやChromOSとオープンソースアプリの組み合わせでも十分業務に耐えうるようになってきているので、余計なことはしないほうがいいのだが…と思う。

2019年1月7日月曜日

Windows UpdateによりExcel2010が起動不能になる不具合と修正手順について

2019年1月2日にリリースされたExcel2010用の更新プログラム(新元号対応プログラム)について、起動不能になったり、入力中にExcelがクラッシュするなどの不具合が多発した模様。




関連記事
年始早々システムトラブル その①『札幌市役所でシステム障害 住民票などの発行できず』とNHKニュース/その②『Excel2010 の更新プログラム KB4461627 を適用するとExcelが異常終了するようになる』との報告も (Togetter)

これを受けてマイクロソフトでも検証確認した結果、当該のパッチKB4461627とOffice2010用のKB4032217、KB4032225、KB4461616のパッチを公開中止した。

それぞれのパッチにおけるアンインストール手順の内容は以下に記載。
(1)Windowsキーを押しながらRを押して、ファイル名を指定して実行を開き、名前に
appwiz.cpl
を入力してOKを押す。

(2)プログラムのアンインストールまたは変更が表示されたら、左上の「インストールされた更新プログラムを表示」を選択。

(3)表示された一覧から、KB4461627、KB4032217、KB4032225、KB4461616をそれぞれ探して右クリックでアンインストールを選択して削除する。
※アンインストールは各個に行う(まとめて削除はできない)。
参考:
Excel2010用削除対象と削除手順
KB4461627

Office2010用削除対象と削除手順
KB4032217
KB4032225
KB4461616

なお、Office2010のライフサイクルでは2020年10月13日でサポート終了となっており、そろそろOffice365や2016/2019への更新を検討する時期が近づいている。

Office2010ののサポート ライフサイクル

Windows7に至っては2019年度内に発生する問題(2020年1月にサポート終了)のため、合わせて更新の準備をしてもいいだろう。
以下はAmazonのリンクです。

Microsoft Office Personal 2016 (最新 永続版)|カード版|Windows|PC2台
Microsoft Office Home and Business 2016 (最新 永続版)|カード版|Windows|PC2台
Microsoft Office 365 Solo (最新 1年版)|オンラインコード版|Win/Mac/iPad|インストール台数無制限
*Office365は1年のみ利用可能なライセンスなので、ライセンス更新が必要です。

Microsoft Windows 10 Home April 2018 Update適用 32bit/64bit 日本語版【最新】|オンラインコード版
Microsoft Windows 10 Pro April 2018 Update適用 32bit/64bit 日本語版【最新】|オンラインコード版


2018年4月27日金曜日

ユーザープロファイル破損によるログイン失敗に対処する

3月、4月のWindows UpdateでWidows7や10でログイン画面に『ユーザー プロファイル サービスによるログオンの処理に失敗しました』というメッセージが出てログインできなくなるトラブルが多発した。

マンスリーロールアップが原因になっているのは間違いなさそうではある。
この症状が出た時の復旧方法を以下に紹介する。

復旧方法:
(1)セーフモードから起動、レジストリを操作してユーザーアカウントプロファイルを復旧させる。
※レジストリを操作するので、失敗しないよう要注意
(1)セーフモードで起動
Windows7の場合、電源投入直後にF8連打。テキストメニューが出たらカーソルキーでセーフモードを選択、Enterで起動
ASUS Windows 8-「セーフモード」へのアクセス方法
ASUS Windows 10-「セーフモード」へのアクセス方法
※Win8/10はASUSのWebがわかりやすいのでリンク掲載

(2)レジストリエディタを起動
スタート→ファイル名を指定して実行(またはWinキー+R)を選びregeditと入力してEnter

(3)以下のレジストリキーの中を開く
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\ProfileList

(4)S-1-5で始まるフォルダーで同じ名前で最後に.bakがあるものを見つける。
・事前にbakなしのフォルダ末尾に.baをつけてから末尾の.bak削除
・.baを.bakに打ち替える。

(5).bakなし(.bakを削除した)のフォルダを開き、値操作
RefCountのDWORD値(16進)を0にする
StateのDWORD値(16進)を0にする

(6)エディタを閉じてPC再起動


(2)セーフモードで起動、システムの復元を実施。その後当該KBをWindows Update対象から外す。
特定KBをアップデート対象から外す方法(FJV's GARAGE Annex内)
※こちらのほうが簡単に復旧するが、脆弱性が残る事、翌月も発生する可能性がある点に注意。

参考:MSサポート
"ユーザー プロファイル サービスによるログオンの処理に失敗しました" エラー メッセージが表示される(Microsoft サポート)

月例ロールアップ更新プログラムの適用後の 1 回目のシステム再起動時にサービス実行アカウントが一時ユーザー プロファイルになる場合がある(Ask CORE)
(簡単に書くとデスクトップが初期化されドキュメントも空っぽになる現象)

2018年3月14日水曜日

Win10でエクスプローラーの起動が遅くなる問題を解消する

Windows10に限らず歴代Windowsの標準ファイルマネージャであるエクスプローラー(explorer.exe)、シェルプログラムとして重要な動作をしている。




Windows10でエクスプローラーを起動した時に、上に緑のバーが伸びていってなかなかファイル一覧が表示されない(酷いときには何分もかかる)問題が発生することがある。
この場合、PCの再起動またはタスクマネージャーでexplorer.exeを直接終了~起動で復旧するのだけれど、それだけではしばらく利用していると再発する。

エクスプローラーには、Win7以降ファイルの利用履歴を元に頻度の高いファイルをトップに表示するWindows Searchサービスと連携したクイックアクセスという機能がある。

こいつが曲者で、ファイルの利用履歴をキャッシュしており、そのキャッシュの確認にエクスプローラーの起動が遅くなる問題を引き起こしている。
もし、エクスプローラーの起動が遅い・引っかかる現象が出始めたときは以下の設定変更をお試し頂きたい。

(1)まずエクスプローラーのオプション変更
エクスプローラーのオプション(エクスプローラー起動後、表示→オプション。あるいはファイル名を指定して実行を開き『Rundll32.exe shell32.dll,Options_RunDLL 0』を入力)を開いて以下の部分を変更する。
・エクスプローラーで開く クイックアクセス→PCへ変更
・プライバシーの項目で、最近使ったファイルをクイックアクセスに表示するのチェックを外す
フォルダまで外すかはお好みで…
・エクスプローラーの履歴を消去するの右になる消去ボタンをクリック

ここまでやったらOKを押す。

(2)次にエクスプローラー自体のキャッシュも合わせて削除。
Win+R(またはスタートボタンを右クリック)でファイル名を指定して実行を開き、以下のアドレスを入力(コピペ可)。
 %AppData%\Microsoft\Windows\Recent\AutomaticDestinations 
------------------------------------
%AppData%の部分についてたいていは、
C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\
である。
※隠しフォルダ扱いなので、上記の方法で開いたほうが楽。
------------------------------------
その中にある.automaticDestinations-msファイルを全て削除。
※キャッシュはすぐ生成されるるが気にしなくて良い。

これで、クイックアクセスの読み込みに待たされることなく軽快に起動することだろう。なお、クイックアクセスのオプションでフォルダ表示のチェックをはずしてもピン留めされたフォルダは表示され続ける。
全部非表示にしたい場合には、クイックアクセス内のフォルダを右クリックして、『クイックアクセスからピン留めを外す』を選択すればOK。

(3)最後に電源管理の設定を変更
Win8以降高速スタートアップという再起動時にPCの起動速度を上げる機能があり、CPUやメモリの状況を保存するものがあるが、こちらが悪影響となりエクスプローラーの動作不良の原因となる事がある。
起動速度は遅くなるが、完全にシャットダウンする設定にしてしまったほうがシステムは安定する。(ここは意見が分かれるところだろうが、自分はきちんとシャットダウンする方を推奨する)

[高速スタートアップ無効化手順] 
※管理者権限を持ったユーザーで設定すること

設定→システム→電源とスリープ→(関連設定)電源の追加設定を開く。
※あるいはコントロールパネル→ハードウエアとサウンド→電源オプション

左側メニューの『電源ボタンの動作を選択する』を選択。
現在利用可能ではない設定を変更しますのリンクをクリック、アクセス制御の警告(権限昇格)が出たら「はい」を選択する。
このあと下段の[シャットダウン設定]内の[高速スタートアップを有効にする(推奨)]のチェックをはずして、変更の保存をクリック、PCを再起動したら完了。


(参考)
高速スタートアップを無効にした場合の留意点 (Microsoft Ask CORE)

(1)~(2)だけでも改善する場合があるのだが、自分の場合には(3)までやってようやく改善した。
これで軽いエクスプローラーが帰ってきた。


2018年2月27日火曜日

1~2月のWindows Updateにともなう不具合(追加情報)

前記事:WindowsのCPU脆弱性緩和パッチによる再起動・PCフリーズ等の問題について

このほかにも、複数の不具合例が発見されたようなので、覚え書きとして…

更新プログラム適用後、IC カードリーダーが認識しなくなる事象について
(マイクロソフト Network & AD サポートチーム)

Win7、KB4057400およびKB4074598導入で事象発生。
回避策
(1)当該のパッケージを削除、セキュリティ対策のみのパッケージを導入(KB4074587※Windows Updateカタログからダウンロード)

パッケージ削除手順はマイクロソフトのページ参照。

(2)コントロールパネル→システムとセキュリティ→管理ツール→サービスのRemote Desktop Services サービスを無効化、当然リモートデスクトップ接続が利用できなくなる。
------------------------------------
Windows10 月例アップデートKB4074588によるキーホード・マウス利用不能、BSOD
(PC Matic Tech Talk)

KB4074588によりUSBキーボードやマウスが利用不能になるという面倒なもの。
PS/2キーボードやマウスは利用できるとのこと。
ただし、大半の機種はUSBのみというのも多いので、トラブルに遭遇する前にWin10システムインストールディスクかUSBを作成することを推奨。
------------------------------------

ほかにもありそうなので、あれば追記します。

2018年2月20日火曜日

WindowsのCPU脆弱性緩和パッチによる再起動・PCフリーズ等の問題について(2018/2/27追記)

2018年1月にほぼ全てのCPUに関する脆弱性、Meltdown(メルトダウン)、Spector(スペクター)が見つかり、各OSで修正ファイルが提供された。

CPU の脆弱性の問題(Meltdown/Spectre)関連情報について
(Microsoft Japan Windows Technology Support)

Windowsの場合1月および2月のWindows Updateで修正ファイルが提供されたが、一部の機種で再起動を繰り返したり、セキュリティソフト(メーカー問わず)との相性不具合、起動後フリーズなど複数の不具合を引き起こしていることが確認されている。

対策方法としては以下の通り。

・使用しているウイルス対策ソフトを確認。
※古いバージョンを使っていると、不具合が発生する可能性があり。
※一部では最新版でも不具合が発生する事がある。
------------------------------------
どこぞの量販店では、使ってるウイルス対策ソフトが悪いと断言して、ソフトを売りつける行為をやってるようで…。(危うく顧客がその被害にあうところだった)
------------------------------------
具体的にはレジストリに設定がない限り導入されないようになっている…のだが、対応済みのウイルス対策ソフトにも関わらず問題が噴出している模様。
レジストリに以下の記載があると、CPU脆弱性緩和パッチが導入される。
キー:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\QualityCompat
名前:cadca5fe-87d3-4b96-b7fb-a231484277cc
種類:REG_DWORD
値: 0x00000000

・Windows 8および10で再起動を繰り返す時は、システムの回復メニューからセーフモードを起動、もしくはシステムの復元を利用してWindows Update導入前の状態(例:2月中旬から問題が出た場合には、2/13以前を選択)へ戻す。
※大抵は複数回再起動を繰り返したあとに回復メニューが表示されている場合が多い。

ASUSのサイトがわかりやすいのでリンクを紹介する。

ASUS Windows 8-「セーフモード」へのアクセス方法

ASUS Windows 10-「セーフモード」へのアクセス方法
※セーフモードよりシステムの復元で導入以前に戻すほうを推奨。

・この状態で復旧したら、問題の起こっているアップデートを導入しないように非表示にする。

◆特定のアップデートを非表示にする(導入させない)方法
●Win7/8の場合
Windows 7のWindows Updateで必要ない更新プログラムを非表示にする方法(121ware.com)※Win8も同じ

※今回の場合は重要な更新の方を選択して非表示化。
対象…○月のマンスリーロールアップと記載されたもの(KB番号はOSのバージョンによって違います)、それ以外のものを非表示に必要はない。

◆Win10の場合(ちょっと面倒)
更新の表示/非表示回避策パッケージを利用する。

(1)以下のURLから 「更新プログラムの表示または非表示」トラブルシューティング ツール パッケージをダウンロード

ドライバーの更新プログラムが Windows 10 に一時的に再インストールされないようにする方法(Microsoft)

(2)ダウンロードしたwushowhide.diagcabをそのまま実行。
問題検出が開始される。

(3)以下は英語メニュー(中学生レベルの簡単な英語)、Hide updatesを選択。

(4)非表示にしたいパッケージを選択して次へボタンをクリック。
※Security Monthly Quality Rollupなどと記載されている。

◆おまけ
・Win7/8ではDiXiMツールでの不具合発生例あり。
※プログラム一覧で名前にDiXiMと入っているもの、使用しないなら削除。
>Windows 7、及びWindows 8.1環境で、Windowsアップデート【KB4056894】【KB4056895】を導入後にWindows PCが再起動を繰り返す事象について(DigiOn)

ついでだから、プリインストールソフトウエア(メニューソフト等)およびツールバー全般も利用機会がほぼないものに関しては削除対象でもいいだろう。
※何に使われれいるかわからない場合手を出さない(大抵はパッケージ名でググれば出てくる)
※Javaの場合6,7は即削除、AdobeReaderも8,9,10も削除対象。

(2018/2/27追記)
この他にもICカードリーダー利用不可とか、USBデバイス利用不可など深刻な問題が出ている模様(以下当ブログ記事参照)。
※ごく一部の現象というのが救いではある。
1~2月のWindows Updateにともなう不具合(追加情報)


2018年2月13日火曜日

Windows 10 のプリインストールアプリを削除する


Windows10では、幾つかのMS製アプリがプリインストールされており、そのサービスを使わせようと強制してくる。
この自社アプリの猛烈な推しがマイクロソフト批判の一因にもなっている。


一般のアプリと違い、これらプリインストールアプリを設定→アプリ一覧からアンインストールしようとするが、ボタンがグレーアウトされ、容易に削除できないようになっている。


これらの使わないアプリにリソースを食われたり、強制的に設定を変更させられるのも面白くないので、アンインストールをしてしまおう。

使うのはWindows PowerShell。
スタートボタンを右クリックして、管理者権限で起動する。


Windows PowerShellが起動したら、以下のコマンドを入力する。

Get-AppxPackage

このコマンドでインストールされたパッケージ一覧が表示される。
※結構な量が表示されるのでゆっくり対象を探そう。

表示される内容はこんな感じ。
Name : Microsoft.ZuneVideo
Publisher : CN=Microsoft Corporation, O=Microsoft Corporation, L=Redmond, S=Washington, C=US
Architecture : X64
ResourceId :
Version : 10.17122.15711.0
PackageFullName : Microsoft.ZuneVideo_10.17122.15711.0_x64__8wekyb3d8bbwe
InstallLocation : C:\Program Files\WindowsApps\Microsoft.ZuneVideo_10.17122.15711.0_x64__8wekyb3d8bbwe
IsFramework : False
PackageFamilyName : Microsoft.ZuneVideo_8wekyb3d8bbwe
PublisherId : 8wekyb3d8bbwe
IsResourcePackage : False
IsBundle : False
IsDevelopmentMode : False
Dependencies : {Microsoft.VCLibs.140.00_14.0.25426.0_x64__8wekyb3d8bbwe, Microsoft.ZuneVideo_10.17122.15711.0_neut
ral_split.scale-100_8wekyb3d8bbwe, Microsoft.ZuneVideo_10.17122.15711.0_neutral_split.language-ja_8
wekyb3d8bbwe}
IsPartiallyStaged : False
SignatureKind : Store
Status : Ok

このなかのPackageFullNameの項目を参照。(黄色文字部、バージョンによって名前が微妙に変わってくるので上記はあくまでも一例。)
(FullNameをドラッグ選択、マウス右クリック、またはCTRL+Cでコピー操作。マウス右クリック、またはCTRL+Vでペースト)

Remove-AppxPackage (PackageFullName)

でアンインストールできる。
※ストアから再インストール可能。

ちなみに各パッケージ名(Name)は、

フォト……………………Microsoft.Windows.Photos
映画とテレビ……………Microsoft.ZuneVideo
マップ……………………Microsoft.WindowsMaps
Grooveミュージック……Microsoft.ZuneMusic

上記のPackageFullNameをコピーしてコマンドを実行すれば削除される。


2018年1月15日月曜日

Win10で1月4日以降Edge起動時に真っ白表示や操作を受け付けなくなる現象について

2018年1月4日にWindowsセキュリティ更新プログラム導入以降、Edge起動後にWebが表示されず真っ白のままフリーズしてしまう現象が多発している。

対応策は、ウイルス対策ソフトを最新版に更新もしくは再インストールとなる。
※Webが開けない現象が発生している場合には、先にウイルス対策ソフトのアンインストールを実施してから最新版をダウンロードとなる。

予想される原因:
●古いウイルス対策ソフトを使用している場合、WindowsカーネルおよびEdgeの通信が阻害されサイトからの応答待ちが続くため、Edgeがフリーズしたように見えてしまう。
(その他の原因で同様の症状が出る場合もあります)

対応策:
●ウイルス対策ソフトを最新のものに更新する。

■重要■注意事項:
※アンインストールには削除ツールを使用する事を推奨。
(メーカーサイトからダウンロード)

※再インストールのためシリアル番号の控えがあることを確認すること(アンインストール前ならソフト本体から確認可能)

※ウイルス対策ソフトメーカーのWebから最新版をダウンロードしてインストールすること。(手持ちのCD/DVDからインストールしない)

参考サイト:
■マイクロソフト
重要: 2018 年 1 月 4 日にリリースされた Windows セキュリティ更新プログラムとウイルス対策ソフトウェア

ADV180002 | 投機的実行のサイドチャネルの脆弱性を緩和するガイダンス
セキュリティ アドバイザリ


投機的実行のサイドチャネルの脆弱性から保護するための IT プロフェッショナル向け Windows クライアント ガイダンス

------------------------------------
■トレンドマイクロ
ウイルスバスターアップデートのお知らせ(トレンドマイクロ)
※今回の問題に対応するもの

2018年1月マイクロソフト社のセキュリティ更新プログラムに関するお知らせ(上記に関する技術資料)
------------------------------------
■ノートンシリーズ
1/14現在特別なアナウンスはない。
------------------------------------
■カスペルスキー
2018年1月のマイクロソフト社のセキュリティアップデートへのカスペルスキー製品の対応状況に関するお知らせ
------------------------------------
■その他ウイルス対策ソフトの情報は随時更新します。



2017年12月28日木曜日

Win10でVAIO Smart Networkを無効にする

クライアントのPCでWi-Fiに接続できないというトラブル発生。
預かり調査としたが、VAIO(SONY版)でWin7→Win10に更新されているもの。

単純に原因から言うと、当時のVaioにはVAIO Smart Network(以下VSN)というアプリがプリインストールされてて、こちらの操作がWindowsの操作を上書きしてしまうのが原因。

…なのだが、こいつがちょっと厄介で御存知の通りVAIOがSONYから離れて3年余、一応サポートページはあるのだが、当然ながらWin7機のWin10へのサポートは実施されていない。

アナウンスでもVAIO Smart Networkは機能しない…とされているが、Win7→10へ更新されたPC上では動作しており、さらにアンインストールができない(アンインストールしようとすると『利用中のOSには対応していない』とアナウンスが出て削除ができない)ため、ツボに嵌ってしまうのである。

この手のWi-Fiマネージメントアプリは、WidowsXP以前のOSではWi-Fi(無線LAN)があまり一般的ではなく、OSによる管理がまだ不十分だった時代の遺産でしかない。
Wi-Fiの接続が一般的になり、OSによる管理もきちんとできるようになった今となっては要らないものの代表格である。

故に以下の手順でVSNを無効化する必要がある。
Win10の操作はバージョン1709(2017年秋版)でのもの。

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VAIO Smart Network(以下VSN)の無効化手順
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(1)タスクバーからVSNを開き、すべての無線デバイスがonになっていることを確認。
※これを必ずはじめにやらないとハマる。

(2)スタートボタン(左下のWindowsマーク)を右クリックして『コンピュータの管理』を開く。

(3)サービスを開き、その中のVSNServiceを見つけて、右クリックしてプロパティを開く。

(4)スタートアップの種類が自動または自動(遅延開始)となっているので、無効に変更してその下の停止ボタンをクリック。
※この時点でサービスが停止し、タスクバーのVSNアイコン(緑の場合もあり)が消えることを確認。

(5)次にタスクスケジューラを開く(同じコンピュータの管理から)。

(6)タスクスケジューラライブラリ→SONY Corporation→VAIO Smart Nerwork内のVSN Logon Startを右クリックして無効にする。
(これで自動起動をすべて阻止)

(7)PCを再起動して自動起動しないことを確認したら完了。


ちなみに、同様の機能を持つアプリが富士通のPCにもデフォルトでインストールされている(Plugfree NETWORK)がこちらはコントロールパネルからすんなりアンインストールできる。
またルーターにも似たような管理アプリが添付しているが、こちらも基本的には不要。ルーター付属のCDやアプリがなくても大半のルーターはブラウザ経由で設定可能である。
*クライアントマネージャ(Buffalo)、らくらく無線スタートEX(NEC)等


2017年12月21日木曜日

EPSON製プリンタで11月のWindows Update以降印刷できなくなる問題発生


*写真の機種では問題は発生しない
エプソン製プリンタで11月のWindows Update以降印刷できなくなる現象が発生、問題発生しているプリンタはインクジェット、ドットインパクトのほかPCレジなどで使われているレシートプリンタまで多岐に及ぶ。
※レシートプリンタでは特定の条件下で発生

年賀状の印刷シーズンでもあり、エプソンでは専用の窓口(12/22まで)も準備した。

ただし、インクジェットの機種は全て販売終了・修理対応終了している機種が多いため、一般ユーザーのインパクトは少ないと思われる。

【2017年12月19日更新】 Windowsアップデート後 一部のプリンターから印刷できなくなる現象について
http://www.epson.jp/support/misc/171116_oshirase.htm

基本的には12月までに配信されている修正プログラムの導入で解消される。
このため使うときだけしかPCの電源を入れない人は要注意。
Windows Updateの受信のためにも、たまには自動スリープを無効にして半日ほど放っておくのをおすすめする。

Winddows7,8.1での修正状況と確認方法
https://faq2.epson.jp/web/Detail.aspx?id=050055

Windows 10各バージョンでの修正状況と確認方法
https://faq2.epson.jp/web/Detail.aspx?id=050057

2017年7月14日金曜日

Windows10のWindows Update時の自動再起動を阻止する方法

Windows10におけるWindows Updateはパッケージを導入後、PCがアクティブではないタイミングで自動再起動を実施します。

ただし、電源を入れっぱなしにする必要のあるPCや作業中のファイルがある状態のPCでも問答無用で再起動してしまうため、それなりの被害が出ることがあります。
※自分も今月書きかけの原稿吹き飛ばされました。

以前のWindowsではWindows Updateはコントロールパネルからどの段階まで行うか任意に設定できたのですがWindows10ではそれがありません。

Windows 10 Proではグループポリシーエディターで設定可能ですが、多くのPCはHomeエディションかと思います。Homeの場合にはレジストリ修正しか方法がありません。
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レジストリを編集する場合、間違った箇所を編集してしまうとWindowsの動作に支障を来たすので、自己責任でお願いします。
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レジストリエディタを起動し、

32bit版
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate\AU

64bit版
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate\AU

NoAutoRebootWithLoggedOnUsersdword値を1にする。
その後PC再起動。

ただし、この操作で自動再起動を無効にした場合、どこかのタイミングでWidows Updateを導入しなければならない(セキュリティ上のリスクを負う)ため、注意願います。
※任意のタイミング(日本では第2水曜以降できるだけ早い時期推奨)で再起動すればOK。

2017年6月16日金曜日

MS6月の定例アップデート配布開始、大いに危機感をあおる


マイクロソフトより、Windowsの定例アップデート配布が15日に開始。
今月も例外的にWindowsXPやVistaなどサポートが終了したOSにもパッチが提供された。

MS日本のセキュリティチーム(Japan Security Team)
2017 年 6 月のセキュリティ更新プログラム (月例)
https://blogs.technet.microsoft.com/jpsecurity/2017/06/14/201706-security-bulletin/

上記本文内で
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国家レベルの攻撃や情報開示による悪用の危険性が高まっている状況下で、重要なセキュリティ更新プログラムに関する追加のガイダンスが利用可能になったことをお知らせします。
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という、かなり危機感をあおる本文が書かれているが、詳細は以下のガイダンスに個別に記載されている。

マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 4025685
2017 年 6 月のセキュリティ更新プログラムに関連するガイダンス
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/security/4025685