2016年11月30日水曜日

Android 7.0 Nougatのバッテリー異常消費問題に対処する(12/2解決)

我がNexus6にも先日Android7.0がようやく適用されたのは過去ネタで書いたとおりだが、それ以降バッテリーの異常消費が気になりだした。

IngressやポケモンGoなど消費電力の大きなアプリを稼働させていなくても、端末がほんのり温かくなり、メキメキとバッテリーが減っていく。
※スリープ状態ではさほど減らないが、画面オンの状態だとぐんぐん減っていく。

例えばKindleで読書するだけで1時間で25%も減っているのには驚いた。

当初はバッテリーの寿命か?とも思ったのだが、スリープモード時にほぼ減っていないのでシステムが何らかの異常消費をしてるんじゃないだろうか?との推測をしてみた。
※海外のフォーラムでもDoze(新採用の電源管理プログラム)のバグじゃないか?って話になっている模様。

やってみたこと
(1)使わないアプリを無効化
Google謹製でもまず使わないサービスであるクラウドプリント、ニュースと天気、Googleインド・ピンイン・韓国語の各IME、Google Playゲーム・ニューススタンド・ブックス等一通り無効化。
→あまり変わらなかった。

(2)ストレージ→キャッシュデータを削除
→あまり変わらなかった

(3)本体再起動
→改善せず

(4)キャッシュパーティションのクリア
※電源+音量下でシステムメニューを表示、上下ボタンでリカバリーモードで起動、エラー画面→上+電源でメニュー表示、キャッシュパーティションをクリア(Wipe cache Partition)操作、その後再起動(reboot選択)。

今ここ。

今後やれること。
(5)ファクトリーリセット
※ただし、アプリやデータがすべて吹っ飛ぶので、再設定が面倒

(6)Android 7.0.1(12月以降リリース)で改善されることに期待
※Nexus6用がいつ出るか不明(リリースは明言されている)


参考:GottaBe MOBILE
How to Fix Bad Nexus Android 7.0 Nougat Battery Life

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2016/12/2追記

いよいよ初期化待ったなしか?と思った所で、あと一つ確認していない事があり見事に解決した。

ホームアプリを変更することだった。

自分の場合Apex Launcherを長年使ってきたため、Nexus6でも当然のように使ってきたのだけれど、実はコイツが原因だった。
Google Nowランチャーに切り替えて見たところ見事に電力消費がウソのように減って本体温度も室温並みになった。


↑Apex Launcher使用時の電力消費グラフ(上)、
なんとQiで充電中にもそれを上回る電力消費!(下)

CPUにさほど負荷をかけている訳ではないものの、内部でなにかやってたらしい。
(コードを解析しているわけじゃないのであくまでも推測)

Google Now ランチャーは使いにくい(ホーム画面が端っこというのが好みじゃない)のと、画面に並べるアイコン数をカスタマイズでき、かつ電力消費問題が発生しないという点でNova Launcherに乗り換えた。

↑電力消費状態はこんな感じ

本体未使用時のグラフの角度が明らかに違うのがわかると思う。

そもそもApex Launcher自体がここ最近大きな更新もないため、Android7.0への対応も未検証じゃないかと思われるフシがある。

Facebookみたいに更新頻度の高すぎるのも考えものだが、長年愛用してきた(=更新されない)アプリに関しては、最新OSとの相性が悪い(動作しないとは言わない)可能性があるもんだと改めて認識。

普段から電力消費が大きいとお悩みの諸氏、ホームアプリ変更を試してみるのも一手かと思う。

2016年11月23日水曜日

市販のPCから取り出したHDDのリカバリー領域手動削除方法

久しぶりにHDD関連のコマンドプロンプトを叩く機会があり、コマンド類を結構忘れていたので防備録を兼ねて…。

Windowsで通常使うディスクの管理画面(管理ツール→PCの管理→ディスクの管理)では、リカバリー領域は保護がかかっているため、パーティションの削除はできないので、以下の手順でリカバリー領域の削除をします。

コマンドプロンプトを管理者権限で起動。以下のコマンドを順に実施
[1]diskpart

ディスクの一覧が表示。
[2]list disk

削除したいパーティションが含まれるディスクを選択。
※間違ってWindowsのシステムの入っているディスクを選択しないように。
[3]select disk (ディスク番号)

ディスク内のパーティションを表示。
[4]list partition

表示例
Partition ###  Type           Size    Offset
------------- ------------------ ------- -------
Partition 1      OEM          1500 MB 1024 KB
Partition 2    プライマリ        297 GB 1501 MB

パーティションを選択。
[5]select partition (パーティション番号)

パーティション削除
[6]delete partition override

ディスク内のパーティションをすべて削除したいときは[5][6]を繰り返す。
最後にパーティション一覧表示して、なくなっていることを確認。

[7]exit

あとは、ディスク管理画面からパーティション作成・フォーマット。

2016年11月11日金曜日

Android 11月のセキュリティ更新(11/11更新)

Googleが2016年11月の定期アップデートの配布開始になりました。

今回のアップデートでは、サービスマネージャー権限昇格の脆弱性、Wi-Fiサービス拒否攻撃の脆弱性など緊急23件、危険度高39件、危険度中20件の脆弱性が修正されています。11/1,11/5,11/6の3回に分けてアナウンスされています。
ビルド番号はAndroid7.1でNBX63X,Android7.0でNBD91K/P,NRD91Nが最新のビルド番号となります。

Nexus Security Bulletin (November 2016)
https://source.android.com/security/bulletin/2016-11-01.html


OTAファイルのリンクが判明次第、この記事を随時アップデートします。
◆各OTAファイルへのリンク(2016/11/11更新)
※Nexus6はグローバル版のリンクです、今回からPixelのリンクも掲示、サポート終了したデバイスのリンクを削除しました。

OTA Images for Nexus Devices
https://developers.google.com/android/nexus/ota

●機種別リンク
Pixel 7.1.0(NBX63X):Link
Pixel XL 7.1.0(NBX63X):Link
Nexus5X 7.0.0(NRD91N):Link
Nexus6 7.0.0(NBD91P):Link
Nexus6P 7.0.0(NBD91K):Link
Nexus9(Wi-Fi) 7.0.0(NRD91N):Link
Nexus9(LTE) 7.0.0(NRD91N):Link
Nexus Player 7.0.0(NRD91N):Link


OTA(差分)ファイルを利用したアップデートの場合、SDKツールのadbコマンドを利用して手動更新すれば現在の設定を保持したままアップデートできます。
※設定→端末情報→システムアップデートで更新する方法と同じ。
※adbコマンドの利用方法はこちらを参考にしてください。

それが待てないという方は、先行して公開されたファクトリーイメージからインストールしてください。
※本体は初期化されますので、設定が面倒という場合にはOTAアップデートをお待ち下さい。
※アーカイブのバッチファイルを加工(fastboot -wの部分の-wを削除することでユーザーデータは保持したまま更新されます)することにより、そのまま更新されます。ただし、ブートローダーのアンロック必須です。

Factory Images for Nexus Devices
https://developers.google.com/android/nexus/images