2008年11月19日水曜日

RAMディスクで快適操作

オイラのPCは32bit版のWindows Vistaを使用しています。従って利用できるメモリは最大で3GBちょっととなります。でも、実際に搭載されているメモリは4GBです。つまり約1GBがOSの都合で使用されていません。

RamPhantom3というソフトがあります。このソフトはWindowsの管理外メモリやシステムメモリの空きを利用してRAMディスクを作っちゃおうというものです。

RamPhantom3(I-O DATA)
http://www.iodata.jp/product/hdd/soft/ramphantom3/index.htm

とりあえずどの程度早いかCrystalMark 2004R3でHDDのアクセス速度を測ってみました。

※128MB使用のベンチマーク結果
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HDD(Cドライブ*シリアルATA)
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Read : 50.79 MB/s ( 2031)
Write : 38.38 MB/s ( 1535)
RandomRead512K : 23.63 MB/s ( 945)
RandomWrite512K : 22.98 MB/s ( 919)
RandomRead 64K : 5.17 MB/s ( 206)
RandomWrite 64K : 8.52 MB/s ( 340)
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RAMディスク(OS管理外メモリ1GB)
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Read : 2705.92 MB/s ( 19029)
Write : 1497.26 MB/s ( 12986)
RandomRead512K : 2780.77 MB/s ( 19403)
RandomWrite512K : 1578.38 MB/s ( 13391)
RandomRead 64K : 1871.72 MB/s ( 14858)
RandomWrite 64K : 1199.72 MB/s ( 11498)

なんと、
シーケンシャルアクセスで読込54倍、書込40倍。ランダムアクセスでは最大読込380倍、書込150倍というスコアを叩き出しました。

RAMディスクはPCの電源を切ったり、OSがフリーズすると中のデータはなくなってしまいますので、大事なデータは保存できませんが、作業用としてはHDDより何倍も早いので、作業用ファイルの置き場としては最適化も知れません。(オプションとして随時HDDにも同時保存するモードも選択できますが、この場合読込だけ高速化されます)

現在はIEのキャッシュ用と画像処理用のSYLKYPIXの作業用フォルダに使っていますが、処理が以前と比べて恐ろしく高速になりました。
メモリが潤沢にあるPCだったら試しても良いかもしれませんね。

ちなみにこのRamPhantom3、I-Oデータのメモリのシリアル番号でLE版が利用可能なほか、ベクターやI-Oデータの直販ショップで完全版が2480円でダウンロード販売されています。

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