2016年2月3日水曜日

MSのWin10更新活動がさらに強化、Win7ユーザーは要注意

マイクロソフトが昨年予告(リンク先はITmedia)していたとおり、2/2に配布されたWindows UpdateによりWindows 10の更新プログラムが「推奨」に格上げされた。

このためWin10関連の自動更新を有効にしている場合にはWindows10に自動でアップグレードされるようになった。


参考記事:
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1602/02/news081.html

自動アップグレードがおこなれた場合、Windows10への更新がサポートされていない2013年春以前発売のPC(主にWindows7)においては以下の問題が発生する可能性がある。

●Windows Media Centerがアンインストールされる関係上、依存する機能が利用できなくなる。
・テレビ視聴(チューナー内蔵モデル)
・Media PlayerによるDVD再生
※代替ソフトとしてWindows DVDプレーヤーが提供される。
Win7 Home Premium,Professional,Ultimate/Win8/Win8.1を実行中のユーザーは、期間限定で無償ダウンロード可能となる。
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows-10/windows-dvd-player

またWin8/8.1も含めた市販PCでは、以下の問題が発生する。

●リカバリーディスク作成機能が使えなくなる

以前のWindowsに戻す手順
もし自動でWindows10に更新された場合には、[スタート]→[設定]→[更新とセキュリティ]→[回復]→[Windows7/8.1に戻す]を選択。
戻す理由にチェックを入れて、数回[次へ]をクリック。
最後に[Windows7/8.1に戻す]を押すと復元作業開始となる。
※ただし戻せるのはWindows 10に更新後31日以内

この場合、復元後に関連ソフトの再インストールが必要となる場合もある。
また、テレビソフトなどで録画されていた動画類が削除される・再生できなくなる可能性が高い。

◆注意点◆------------------------------------
Windows10上で
・[システムファイルのクリーンアップ]機能を使う
・[このPCを初期状態に戻す]の機能を使う
・アップグレード後に、新規ユーザーアカウントを追加する
・Windows.oldフォルダー、\$Windows.~BT フォルダーを削除する
以上の操作を行うと戻せなくなる。

また、
・Cドライブの空き容量が極端に小さくなった(10GB以下または10%以下)
・ドライブ構成を変更する(外付けHDD/DVDドライブ等含めドライブを増やしたり減らしたりする)
これでも復元に失敗することがある。
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もし、利用しているシステムの関係でWin10の自動更新を無効化したい場合にはKB2952664をWindows Updateで自動導入されないように設定変更をお薦めする。
Win7においてWin10への更新状況を監視するKB3112343についても、アンインストール・自動導入を拒否するよう設定変更を推奨する。(6GBものファイルを裏でこっそりダウンロードする等とんでもない機能である)
参考記事:
http://blogs.itmedia.co.jp/burstlog/2015/12/microsoftwindows_7kb3112343.html

ちなみに個人的にはWin10自体は裏でユーザーのエクスペリエンス以外の情報をこっそりMSに送信するという問題点があるが、それ以外の部分では概ねいいOSと思っており、OSの構造がほぼ同じであるWin8/8.1からの更新であれば、やったほうが良いという考えである。
※データのバックアップや使用するソフトウエアの更新は利用者が行うべき義務と思っている。そういう面ではベンダーを信用していないとも言えるんだけど(笑)

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