Fire Max 11が先日のプライムデーで128MBモデルが9000円引で販売されていたので、購入してみた。
初期設定は、購入時にAmazonアカウントを紐づけておけば、数分で完了(アップデートやバックアップからの環境復元等含めると10分ちょい)とあっさりしたもの。
触ってみた感触は、Fire HD 10(2021)と比較してかなりキビキビとした動作だなというところ。無論ゲーム用途ではなく動画視聴やKindle目的なので、その基準で見たときの話。
SOCにはMediaTek MT8188Jを採用しており、ベンチマークでは広く廉価版タブレットに採用されているMediaTek Helio G99を上回るスコアを出すほど。安い、遅いというAmazonタブレットの印象を見事に払拭するほど気持ちよく動く。
電源ボタンには指紋認証を採用しているので、左人差し指タッチですっとロック解除される様子はなかなか小気味いい。
残念ながらAmazonのアプリストアはお世辞にも豊富…とは言い難い状況で、ユーティリティ系に至っては絶望的なほどのため、サポート対象外とはいえGoogle Playの手動導入が欠かせない。
ここから先の作業はアプリのインストール等を伴います。原則として自己責任で行ってください
Google Play対応の手順は以下のリンク先からAPKファイルをダウンロード→インストールを順に行うのみ。
※リンク先のWebページで以下の画像のボタンからAPK(Androidの実行ファイル)をダウンロードする。
ダウンロード後に開く操作をすると、途中で不明ソースからのアプリのインストールを許可するか、聞かれるのでそこはYesを出しておく(1度許可を出したら2回目以降は訊かれない)。
(1)Google Account Manager 7.1.2
(2)Google Services Framework 10-6475670
(3)Google Play services 23.22.16
(4)Google Play Store 36.2.11-29
これでGoogle Play Storeが利用可能になるので、利用の幅が大幅にアップする。
なお、多くのレビュー記事でTVerはエラーが出て起動しない、利用不可と出るのだがこちらは以下の手順で解決可能。
(1)まずKiwiブラウザをPlay Storeからインストールする。
(2)Kiwiブラウザを起動、検索BOXでChrome用のUser-Agent Switcher Managerを探して(下記画像参考)、kiwiブラウザの拡張機能として登録する。
※アプリ内からブラウザを呼び出す際のブラウザエージェント名を偽装することで起動可能にするようだ。
これだけでTVerはあっさり起動してくれるはずだ。
[注意点]
KiwiブラウザはGoogle Chromeと同じChromiumベースのブラウザで一般的なブラウジングにも対応しているが、作者によるマネタイズ(収益化)の仕込みが複数入っており、アクセス履歴や検索エンジンの利用を通じた情報収集がされる(一般的な広告リンクと同等のレベル)点のみ注意して欲しい。
今回も、TVerのためだけにインストールしたのみで、ブラウジングはGoogle Chromeを使っている。
ちなみに、他にもう少し安価で性能のいいSOCを搭載したタブレットはあるはずなのに、なぜFire MAX 11なのか?というと、メインの目的の一つだったKindleアプリにおいてKidle本の直接購入処理ができることがFireタブレットシリーズのみだから…という理由である。
定価購入でも価格相応の性能だとは思うが、セールで約25%割引はかなり美味しいと言える。
タイムセール以外にも様々なセールがあるので、ゲーム目的でないユーザーは狙ってみるのもいいだろう。